「最後のPL戦士」会社員から転身の土井コーチ始動 東京新大学野球でV目指す東京国際大
2022年1月15日 17時53分
東京新大学野球で11年ぶりの優勝を目指す東京国際大は15日、一昨年の主将だった土井塁人さん(24)が埼玉県坂戸市のグラウンドで新コーチとして始動した。休部となったPL学園の最後の野球部員で、1年で会社を辞めて転身した。「いつかは指導者になりたいと思っていた。チャンスをいただけて楽しみな気持ちが一番大きい」と、初日から精力的にノックバットを振った。
高校1年の9月ごろに体調が悪くなり、6カ月入院。復帰した2年目の秋に、残り3年で休部となることが決まった。1学年下の選手と最終学年を迎えた4年目の夏は、規定で試合に出られず記録員としてベンチ入り、最後の試合を見届けた。「夏に応援する母校がないのは寂しく、PL学園出身の指導者も徐々に少なくなっていくと思いますが、学んだ野球を少しでも残していきたい」とPL愛もにじませた。
1年ぶりに後輩と接した土井コーチは「ウエートトレで体も大きくなった。リーグ優勝や日本一は目標、社会に出て通用する人間を育てたい」と強調。2011年のチーム初の大学選手権4強のメンバーだった森口博充コーチ(32)は教え子の再出発を「主将のときも厳しくやってくれたので、同じくやってほしい」と期待した。
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