本文へ移動

オミクロン 自宅経過観察増やす 県医師会方針 600人対応可能

2022年1月15日 11時59分 (1月15日 11時59分更新)
宿泊療養施設やワクチン追加接種などについて説明する池端会長(中)=14日、福井市の県医師会館で(山田陽撮影)

宿泊療養施設やワクチン追加接種などについて説明する池端会長(中)=14日、福井市の県医師会館で(山田陽撮影)

 県内で新型コロナウイルス感染者が急拡大する中、県医師会は十四日、変異株「オミクロン株」は感染力が強いとされる一方で無症状か軽症が多く重症化しにくい傾向にあるため、自宅での経過観察を増やしていく考えを示した。宿泊療養施設の病床数も考慮しての方針。現状では六百人の経過観察が可能という。(長谷川寛之、玉田能成)
 福井市の県医師会館で池端幸彦会長らが記者会見を開いた。
 自宅での経過観察に至るまでに医師の診断、初期治療を受けるため「自宅療養ゼロ」は維持される。患者には陽性者・接触者サポートセンターの保健師らが一日二回、テレビ電話などで連絡を取って経過観察する。症状が悪化した場合は入院コーディネートセンターに相談し、医師の判断で入院となる。すでに開始しており、十四日現在で十二人が自宅経過観察となっている。
 感染者の急増によって軽症者らが利用する宿泊療養施設の病床逼迫(ひっぱく)が予想される。池端会長は「いっぱいになったら少し自宅経過観察を増やしていく。オミクロン株の傾向を踏まえて『福井モデル』をアレンジするのが大事」と説明する。「感染状況をみた上で、平均宿泊日数を縮めたり、宿泊基準を見直すことなども考えている」とした。
 無症状者を対象にした医療機関や薬局などで受けられる無料の検査について、池端会長は「発熱などの症状がある人も検査に来て、その後に陽性が判明するケースがある」と指摘。医療従事者が感染すると医療機関の閉鎖にもつながりかねず「症状がある人は発熱外来へ」と訴えた。
 県民にはワクチンを二回接種した後に感染するブレークスルー感染対策として三回目の接種、「早期受診・早期診断」、マスク着用などの予防策の徹底を呼び掛けた。

関連キーワード

おすすめ情報