<EYES> エッセイスト 小島慶子さん 先を行く ICT授業

2020年3月26日 02時00分 (5月27日 03時57分更新)
 新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、一斉休校となり、情報通信技術(ICT)を使った授業が注目されています。今回は、日本に比べてデジタル化が進むオーストラリアの事情を紹介します。
 まずは小学校。筆記具といえば基本的にボールペンです。教科書を持参する必要はなく、先生が教科書の必要な部分をコピーして使います。授業はもっぱら先生が配るプリントで行い、パソコンルームで作文や課題を制作し、印刷して提出することもあります。
 ハイスクール(公立も私立も中高一貫)に上がると1人1台のパソコンを持って通います。家庭の事情で用意できない生徒には、学校が貸し出してくれます。
 全員、生徒用のメールアドレスをもらい、自分でパスワードを設定して学校のサイトにアクセス。マイクロソフトのワードなどのソフトを無料でダウンロードできます。教科書を購入する際は、紙とオンライン版のセットか、オンライン版のみかを選べます。
 授業中は学校のサイトにログインし、先生の話を聞きながら、ワードにノートを取るイメージです。宿題はサイトにアップされ、提出もオンラインです。
 便利なのは、テストの結果や成績表もサイト上で見られること。先生に注意されたり、無断で授業を欠席したりした時も、良い成績を取った時も、メールで親に通知が来ます。
 ただ、「あくまでも紙で」という先生も中にはいますし、期末テストはすべて紙で行います。息子たちも、教科によっては紙のノートを使っています。
 ベッドに寝転んでパソコンを開いている息子に「宿題やった?」と聞くと、「今やっている」と言われることも。便利なのはいいけれど、せめてちゃんと机に向かってほしいものです。

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