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戦国時代の風景再現へ 岐阜城跡整備、保存・活用へ岐阜市が基本計画

2022年1月15日 05時00分 (1月15日 12時40分更新)
山上部周辺の整備イメージ=岐阜市提供

山上部周辺の整備イメージ=岐阜市提供

 岐阜市は、岐阜城を観光資源としての価値を高めながら保存・活用するための整備計画を取りまとめた。古地図では樹木のなかった山頂付近は伐採して戦国時代の姿に近づけるほか、山麓で見つかった庭園の復元などを進める。 (大沢悠)
 取りまとめたのは「史跡岐阜城跡整備基本計画」。重点事業は、(1)天守閣付近での発掘調査の推進(2)城郭の景観復元(3)山麓での居館・庭園整備−の三点。
 発掘調査では、現在進めている天守閣や一ノ門などでの調査を進め、斎藤道三が手を加えて以降の城の姿を解明する。景観復元では、天守閣だけでなく、石垣なども含めて全体像が見えるよう、山頂部の樹木を整える。江戸時代の絵図に描かれた植生から、戦国時代は樹木が生えていなかったという。石垣の見学路の整備も進める。
 庭園整備では、二〇一三年度の発掘調査で確認された、織田信長などの歴代城主の館の庭園を復元する。発掘調査から、池や滝があったことが判明している。
 二一〜三一年の計画で、五年ごとに進捗(しんちょく)をチェックし、十年ごとに改定する。
 市文化財保護課の担当者は「城下町からもよく見えるようになっていたはず。よりよく城が見えるようになれば、まちに住む人の城に対する意識も変わるのではないか」と話している。

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