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「糸」「誕生」など名曲集に 中島みゆきさんのライブ映画

2022年1月15日 05時00分 (1月15日 11時00分更新)

映画について語る翁長裕監督=金沢市の中日新聞北陸本社で

▽21日全国公開

 二〇〇七〜一六年に開かれた中島みゆきさんのコンサート三公演を、一本の映画に編集した「中島みゆき 劇場版 ライヴ・ヒストリー 2007−2016」(八十三分)が二十一日、全国公開される。音楽映像で知られる翁長裕監督が「応援やメッセージではなく、寄り添ってくれる」という珠玉の名曲集にまとめた。
 中島さんのコンサート「歌旅」「縁会(えんかい)」「一会」の劇場版を手掛けた翁長監督が、各公演の名場面をえりすぐった。通常のコンサートから発展した実験的音楽舞台「夜会」のように、中島さんは一作品の物語性や世界観を重んじる。総集編的な企画は珍しいが、翁長監督は「自分が生んだ歌という子どもたちで、心を癒やしてほしいと考えたのでは」と、コロナ禍を経た歌姫の気持ちを推し量る。

映画の一場面

 「糸」「地上の星」「時代」などの代表曲で構成しつつ、「誕生」「倒木の敗者復活戦」といったファン以外にはなじみの薄い曲も。命の尊さや苦境に立ち向かう人間の姿勢を、達観した目線で歌い上げる。「みゆきさんの歌詞は何回も日本語を反すうし、結晶化された文学」と翁長監督。撮影対象としても「これしかない、という画(え)を撮らされてしまう」まれな存在だと語る。(古谷祥子)

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