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「葉っぱの裏まで光を」 元秘書・長坂氏ら、海部さんの人柄しのぶ

2022年1月15日 05時00分 (1月15日 05時01分更新)
 「お師匠にいつまでも元気でいてほしかったのですが…」。海部俊樹さんが首相だったころなどに秘書を十二年務め、地盤だった愛知9区(愛知県一宮市の一部、津島、稲沢市など)を引き継いだ長坂康正衆院議員は涙ぐみながら死を悼んだ。
 最近は入院が続いていたといい、昨年一月二日の誕生日には面会できず、病院に祝いの花を届けた。お礼の手紙に書かれた字は「ご苦労して書いていただいたのがわかる字だった」。
 首相のころは朝五時から外務省の担当者らに世界情勢について説明を受けた。そんな多忙の中でも「ご飯を食べたか」と秘書らの体調を気にしてたびたび一緒に食卓を囲んだ。夜も公邸にかかってくる電話に対応し、相手がブッシュ米大統領だったこともあった。
 名古屋駅ではきしめんをよく食べた。愛用していたスーツやかばんを買い替えずに長年使うなど「持ち物を大切にしてぜいたくを避けていた」と長坂さんは振り返る。買い込んでいたのは、水玉模様のネクタイだけだった。
 選挙区だった一宮市でも悼む声が広がった。約三十年間、選挙の手伝いをしていた一宮市議の渡辺之良(ゆきよし)さん(60)は「地元に帰ってきたときは予定がたくさんあるのに、必ず事...

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