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<さじき席> 玉鷲、37歳の進化

2022年1月15日 05時00分 (1月15日 05時01分更新)
照ノ富士(右)を攻める玉鷲

照ノ富士(右)を攻める玉鷲

 久しぶりに館内に湧いたどよめき。結びの一番の勝ち名乗りを受けたのは、幕内最年長の37歳だった。照ノ富士に土をつけ、昨年秋場所から続く連勝も23で止めた。自身4度目、照ノ富士からは初の金星に玉鷲は「いいですね、やっぱり」と声を弾ませた。
 立ち合いのもろ手突きで土俵際へ押し込んだ。あと一押し。とはいえ一筋縄ではいかない。「土俵際で止まっちゃってどうしようかと思った」。相手の攻めを受けてから立て直すのが、今場所の横綱の形。直近の顔合わせだった昨年秋場所もそう。土俵際まで押し込んだが、もろ差しを許して体を入れ替えられ、逆に寄り切られた。「何回も土俵際までいって、いつも押し切れなかった」。過去の敗戦を頭に入れて挑んだ。
 この日はまわしを許さず、相手との距離を保った。反転を仕掛ける横綱が前に出ようとしたタイミングでバランスを崩すと、反応良く突き落とし。師匠の片男波親方(元関脇玉春日)は「手の使い方を考えていたね。いつもは押しにいっていたけど、今日はもろ手から当たって、伸び切った状態で突いたから相手が浮いた」と評価した。
 今場所は大関正代も破るなど、ここまで5勝1敗。好調の理由を「人の話を聞いて素...

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