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常に裏表のないフェアな高津監督、スクープ打てた2017年のひと言【番記者コラム】

2022年1月15日 06時00分

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野村克也さんのレリーフと記念撮影する高津臣吾さん(左)と古田敦也さん(代表撮影)

野村克也さんのレリーフと記念撮影する高津臣吾さん(左)と古田敦也さん(代表撮影)

 野球殿堂博物館は14日、今年の殿堂入りを発表し、競技者表彰のプレーヤー部門で、中日一筋で通算219勝を挙げた山本昌さん(56)が選出された。記者会見では米国への野球留学時代に世話になったアイク生原さんや当時監督だった星野仙一さんら、32年の現役生活でかかわった人たちへ感謝した。またヤクルトでプロ野球歴代2位の通算286セーブを挙げ、現監督の高津臣吾さん(53)も同部門で選出された。アマチュア関係者らが対象の特別表彰は、首都大学野球連盟の設立に尽力した東海大創立者の故松前重義さんが選ばれた。殿堂入りは今回の3人を加え、212人となった。

◇ヤクルト担当が振り返る「高津臣吾」

 高津さんは常に裏表のないフェアな人柄。はぐらかされて答えを引き出せないことはあっても、だまされたという印象はありません。
 思い出深いのは2017年9月22日。最下位独走で8月末に真中監督退任が発表されたころ、後任監督は当時2軍監督の高津さん一択のような雰囲気がありました。記者はひっそり仙台・利府球場での2軍戦まで追い掛けていくと、高津さんは「何しに来た!?」と驚き、冗談でかわされてばかり。しかし、バスに乗り込む直前、目を合わせ「オレじゃないよ。オレに話は来てない」とひと言。これはうそはついてないなと実感し、後任候補から外せたことで「来季は小川監督―宮本ヘッド体制」というスクープを打てました。
 仕事でも縁がありましたが、実はファーストインパクトは記者が立大野球部のマネジャーだった大学1年の時です。練習試合で対戦した亜大は当時、ドラフトで8球団が競合した小池秀郎さん(元近鉄など)がエース。話題の投手を見ようと控え選手やマネジャーがグラウンドに詰め掛けましたが、先発したのは2番手の高津投手でした。「なんだ、小池じゃないのかよ」という外野の声が「小池よりいいんじゃね」「マジ打てないわ」と変わり、確か7、8回くらいまで完全に抑えられたと記憶しています。当時の立大は秋に六大学を制し大学日本一になる最強メンバー。記者にも「高津」の名前は深く刻まれました。
 昨年テレビでよく見た「絶対大丈夫」という高津さんの顔は昔と変わらずいい表情でした。選手時代同様、監督としても黄金時代を築く予感がします。(2001、02、11~17年ヤクルト担当・竹村和佳子)

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