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浜松で県内消防職員が意見発表 駿東伊豆の鈴木さんが最優秀 

2022年1月15日 05時00分 (1月17日 10時17分更新)
課題解決のアイデアを力強く述べる掛井亮一郎さん=浜松市中区のアクトシティ浜松で

課題解決のアイデアを力強く述べる掛井亮一郎さん=浜松市中区のアクトシティ浜松で

 消防や防災をテーマに、自身の体験や日ごろの活動を通した意見を伝える「県消防職員意見発表会」が十四日、浜松市中区のアクトシティ浜松中ホールで開かれた。最優秀賞には「緊急車両接近通知システム」をテーマに発表した駿東伊豆消防本部消防士長の鈴木智敬(ともゆき)さん(28)=清水町消防署=が選ばれた。
 発表会は県内十六消防局・本部から選出された代表十人の消防職員が登壇。五人の審査員が内容や表現の工夫で採点した。救急隊機関員として活動する鈴木さんは、一般車両が救急車の走行に気付かない現状を紹介。カーナビや地図アプリ上で、救急車の通過をドライバーに伝える仕組みの構築を提案した。
 優秀賞に輝いた浜松市消防局消防士の掛井亮一郎さん(26)は「親の涙を、笑顔に変えるために」と題し、乳児に対する緊急時対応マニュアルの動画を消防署で制作する案を提唱した。救急現場で六カ月の男の子を救えなかった経験を振り返った上で、妊婦検診での心肺蘇生法のDVD視聴や実技講習の場を設けることを説明。「母親が流した涙を、『救命講習を受けて良かった』と、笑顔に変えたい」と力を込めた。
 他にも、視覚障がい者向け救命講習の実施や小中学生を対象に防災学習授業の必須科目化などの案が出ていた。
 審査員長を務めた静岡文化芸術大の高山靖子教授は「市民との連携を踏まえて、ぜひ実現させてほしい」と講評した。最優秀賞の鈴木さんは四月に宇都宮市で開かれる関東支部消防職員意見発表会へ出場する。 (山本晃暉)

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