県内拠点6社がプラモの歩み紹介 島田市博物館で企画展
2022年1月15日 05時00分 (1月15日 05時02分更新)
県内のプラモデル産業の歴史を知ることができる展示企画展「プラモエキスポ」が、島田市河原の市博物館で開かれている。タミヤやバンダイなど県内に主要拠点のある模型会社六社が、旧作を中心に自社のプラモを持ち寄り、製品とともに歩んだ歴史を紹介している。 (大橋貴史)
企画展では、タミヤやバンダイのほか、ミニカーを扱う「エブロ」、乗り物の模型で有名な「ハセガワ」、木製模型を扱う「ウッディジョー」、一九三二年から飛行機模型の製造を始めた業界最古参の「アオシマ」が参加している。
ガンダムやミニ四駆など現在も人気の玩具をはじめ、百五十分の一スケールの姫路城、戦車、戦艦など百四十種類が一堂に会している。アオシマは事業開始当初のゴム動力で飛ぶ木製飛行機を飾った。市博物館の朝比奈太郎主任学芸員は「どの世代でも『子供のころに流行していた玩具だ』、『子供のころは高くて買えなかった』など懐かしさを感じてもらえる」と語る。
市博物館では約十年前にタミヤのプラモデルの企画展を開催。その際に好評だったことから六社が加盟するホビー推進協議会静岡の協力を得て、展示作品を借り受けた。
展示は三月二十一日まで。午前九〜午後五時。休館日は月曜。大人三百円、中学生以下無料。二月十九、三月十二の両日には朝比奈学芸員のギャラリートークがある。予約不要。(問)市博物館=0547(37)1000
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