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県内初 高校生が難関突破 「消防設備士甲種第5類」七尾東雲高の高野さん

2022年1月15日 05時00分 (1月15日 10時06分更新)
県内で初めて消防設備士甲種第5類の試験に合格した高野航汰さん(右)と岩城宏志教諭=七尾東雲高で

県内で初めて消防設備士甲種第5類の試験に合格した高野航汰さん(右)と岩城宏志教諭=七尾東雲高で

資格総取得数39に「知識たくさんつくのは楽しい」

 七尾東雲高校電子機械科電気コース三年の高野航汰(こうた)さん(18)が、高校生として県内で初めて難関の国家資格「消防設備士甲種第五類」に合格した。高校三年間で国家資格や検定に挑み続け、取得・合格数は計三十九に上る。高野さんは「知識がたくさんつくのは楽しいし、賞状が増えていくのはモチベーションにつながる」とさらなる高みを目指す。 (大野沙羅)
 消防設備士甲種第五類は、デパートや学校など多くの人が集まる建物の消防用設備などの点検や整備、工事ができる資格。高野さんは昨年十一月七日に受験し、同十二月十六日に合格。県内高校生の受験者は一人で、社会人も含めた合格率は約25%という。今月六日には消防試験研究センター県支部から消防設備士免状取得者表彰を受けた。
 一年生の八月から始めた資格取得は、全国工業高校校長会が工業高校生徒の資格や検定の合格などを独自に点数化して評価するジュニアマイスター顕彰制度で高得点を取りたいと考えたのがきっかけ。資格取得で加点されていく仕組みにのめり込み、昨年十〜十二月には週一回ペースで受験。専門の電気分野だけでなく、第一級陸上特殊無線技士や毒物劇物取扱責任者など幅広く取得した。二年時の冬には優秀な生徒に贈られる特別表彰の六十点を超え、現在は二百十六点を獲得。高野さんが独自に調べた現時点での全国記録は二百三十四点だといい、卒業までに超えたいという。
 難関資格に県内高校生で初合格し、高野さんは「自分の学んでいる分野でないところで取れてうれしい」と声を弾ませた。ジュニアマイスターの目標得点にも近づき「将来は工業高校の教員になって、母校で教え子から自分を超える生徒を出したい」と夢を語る。
 三年間担任を務めた岩城宏志教諭(46)は「自ら考えて動き、先生になりたいと言っていてすごくうれしい。二十二年間の教員生活で一番成長した生徒だと思う」と誇らしげ。高野さんは県内の工業系大学へ進学が決まり、まだ資格が増える見込みで「知識をつけて将来の仕事に役立てたい」と話した。

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