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玉鷲が止めた!23連勝中の照ノ富士を突き落とし…昭和以降の新入幕では史上6位、37歳1カ月での高齢金星ゲット【大相撲初場所】

2022年1月14日 20時51分

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玉鷲(右)に突き落としで敗れる照ノ富士

玉鷲(右)に突き落としで敗れる照ノ富士

◇14日 大相撲初場所6日目(両国国技館)
 23連勝中と向かうところ敵なしの横綱に、幕内最年長がどでかいことをやってのけた。玉鷲(片男波)はもろ手から押し込むと、攻め手をゆるめず右からの突き落とし。昭和以降の新入幕では史上6位となる37歳1カ月での高齢金星をつかみ取った。
 2019年の初場所で初優勝をさらったベテランは、3年が過ぎても衰えを知らないどころか若さはじける。テレビ中継のインタビューでは「何回も当たって、土俵際までいって負けてるんで。よかったなあと思います。自分の相撲を取って、自分も楽しくやって、お客さんにもいい思いをさせたいです」とキュートな笑顔を浮かべた。
 年齢を重ねても第一線で活躍できる理由を聞かれると「素直にやることですね。人の話をちゃんと聞いて。親方に教えられて」と明かしてくれた。その話を聞いた師匠の片男波親方(元関脇玉春日)は「彼は(いい意味で)幼いんですよ。37歳だけどマイナス10歳ぐらいの感じ。37歳だと自己流にこだわるじゃないですか。私はそれは駄目だと常々言っている。それを素直に聞くところですね」と言う。
 コロナ禍にあって出稽古はできない。部屋に稽古相手はいない。基礎中心の調整は避けられない。モチベーションを維持することは大変だが、師匠はあえて「『諦めず進むのか、もういいやと立ち止まるのか』しか最近は言いません」と本人の心に問いかける。「諦めたら楽になる。苦しいことは必要なくなるんだよ」と。すると、玉鷲は「進みたい」と言い切るのだという。
 千秋楽の早朝に次男が誕生する、劇的な初優勝から3年。「いやいや全然。昔のことなんで忘れました」。過去は振り返らず、進み続ける。

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