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植物工場 建設断念 業者が七尾市長に報告

2022年1月14日 05時00分 (1月14日 12時06分更新)
茶谷義隆市長(手前)に計画断念を伝えるバイテックベジタブルファクトリーの梶純一社長(左)ら=七尾市役所で

茶谷義隆市長(手前)に計画断念を伝えるバイテックベジタブルファクトリーの梶純一社長(左)ら=七尾市役所で

  • 茶谷義隆市長(手前)に計画断念を伝えるバイテックベジタブルファクトリーの梶純一社長(左)ら=七尾市役所で
  • 工場建設が計画されていた旧中島中跡地=七尾市中島町中島で

「旧中島中跡で野菜を生産計画」

 七尾市中島町中島の旧中島中学校跡地で予定されていた野菜を生産する植物工場の建設計画は、中止となることが決まった。計画していたバイテックベジタブルファクトリー(東京)の梶純一社長と藤井学・開発企画部長が十三日、市役所を訪れ、茶谷義隆市長らに報告した。地元で期待が膨らんでいた計画は、着工延期の末、白紙撤回となった。(稲垣達成)
 面会は冒頭のみ報道陣に公開され、約十五分で終了。梶社長は終了後の取材に、新型コロナウイルスの影響でマーケットが縮小しているとして、「市況の変化もあり計画は断念する」と明言。昨年末に正式に決めたと説明し「七尾と中能登に既存の二つの工場があるので、今後も引き続き一生懸命稼働する」と語った。

「コロナの影響で市場が縮小」

 計画は二〇一八年一月に県議会定例会で谷本正憲知事が二〇年夏ごろから稼働予定と表明。国内最大の生産規模となるレタスの植物工場として、年間一万トンの出荷を目指すとしていた。市は一八年五月から校舎や公民館、武道館の解体やグラウンドの整備などを三億二千万円で実施し、約三万三千平方メートル(一万坪)の土地を用意。しかし、一九年十二月の市議会で着工が二一年度まで遅れることが示され、その後も着工の日程は決まっていなかった。
 茶谷市長は取材に「コロナという社会的な情勢で、致し方ないと思う。収束していれば状況も変わっていたかもしれない」と理解を示した上で、「地元から結論を出してとの声もあった。何に使うか地元と相談しながら前に進めたい」と話した。誘致した県農業政策課の担当者は「非常に残念だが、既存工場の運営に注力するとのことで、県も引き続きフォローしたい」と語った。
 同社は七尾市大津町と中能登町瀬戸にフリルレタスやケールなどを栽培する工場を設けている。

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