〝何んでも貸します〟近藤産興が4戦目で初勝利「狙ったところに飛んでくれた」4番前田が走者一掃の先制三塁打
2022年1月13日 19時37分
軟式野球の中日スポーツ杯争奪第63回愛知県新春選抜リーグ戦(中日スポーツ共催)第5日は13日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂野球場で3試合が行われ、近藤産興は4番の前田俊内野手(28)が8回に先制の3点三塁打を放つなど3―2で菊水化学工業に競り勝ち、初勝利を挙げた。イスコジャパンは3―0でパナソニックデバイスSUNXに快勝し2連勝。小林クリエイトはGTRニッセイと3―3で引き分け、2勝1分けとなった。
肩の荷を下ろした主砲の一打で均衡を破り、近藤産興は4戦目で初勝利をつかんだ。
0―0の8回1死から1番の上戸(うえんど)が右前に落ちる安打で突破口を開き、早川の右前打と加藤の四球で満塁。ここで前田が2ボールからの3球目、外角の速球を逆らわずにはじき返すと、打球は中堅手の左を破った。走者一掃の先制三塁打に「四球の後で2ボールとなったので、3球目はボール球でもいくくらいの気持ちだった。狙ったところに飛んでくれた」と胸を張った。
チームは12日まで開幕3連敗。計9安打で3得点の貧打が敗因の一つだった。この日も7回まで4安打。ただ、7回の右前打で今大会初安打を記録した前田は気を良くしていた。
「上戸と僕が打たないと勝てないのに、前の試合まで2人とも無安打。7回の安打で気は楽になったし、8回は上戸の初安打から始まったので、何としても満塁で回ってこい、と思っていた。2人とも安打が出て、ようやく勝利に貢献できたのでうれしい」
宮崎・日南学園高から三菱重工名古屋に進み、数年前に同社の軟式チーム入り。昨年6月から近藤産興に加わった。「このチームで全国大会に出たい」という強いチーム愛で、次戦以降も打線を引っ張る。
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