【名古屋グランパス】加入の酒井宣福に「フィジ王来たよ!」のイジリ 新天地に溶け込み活躍誓う
2022年1月13日 06時30分
名古屋グランパスに今季から、MF酒井宣福(29)が鳥栖から加入した。強靱(きょうじん)なフィジカルを生かした強烈なシュートが持ち味で、前線での起用が予想されるアタッカー。初練習となった10日には、グランパスのチームメートから早くも愛あるいじりを受ける場面も。新天地で溶け込み、活躍することを誓った。
フィジカル自慢が、しっかりとあいさつを済ませた。足を止めないことがテーマだった11日の初練習。腰下ほどの小さなゴールを使ったゲーム形式の練習では、自慢の肉体でがつがつと躍動し、練習公開に駆けつけたサポーターの期待を膨らませた。
練習中、昨季途中からゲームキャプテンを務めたDF中谷進之介(25)からは、いじりの言葉が飛び出した。「フィジ王来たよ!」。不動のセンターバックを務めた中谷は身長183センチ、体重79キロ。180センチ、78キロの酒井に見劣りしないフィジカルのはずだが、思わず口にせずにはいられないシルエットの持ち主が加わった。
あるいは、中谷の脳裏に刻まれた苦い記憶が呼び起こされたか。酒井は昨季、2トップで真価を発揮。グランパスとのリーグ戦2試合で、いずれも重要な場面で計2点をマークし猛威を振るった。特に、7月17日の駅スタでの対戦では、同点の後半6分に、右サイドからのクロスを左足の豪快なボレーで右隅に沈めている。
ピッチ外ではあくまで朗らかな表情。中谷からのいじりについて問われると、思わず白い歯がこぼれ「皆さん認識されてる通り、自分のうりもそこなので、別にいじってくれてもいいですし。もっともっといじられるように力をつけたい」と望むところだ。
昨季のチーム得点王は、ボランチのMF稲垣祥(30)の8得点。得点力向上が今季の課題だ。「自分もそこはこだわっていきたいところ。点取るのは自分だけではないですし、チームとしてまずは勝たせること、チームとして点を取ることを意識していきたい」と頼もしい。フィジカル王に、酒井がなる。
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