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弁当宅配し一緒に食事も 豊田で高齢者向け「じーばーイーツ」

2022年1月12日 05時00分 (1月12日 21時05分更新)
「じーばーイーツ」スタッフ(右側)と食事する兵子さん=豊田市駒場町で

「じーばーイーツ」スタッフ(右側)と食事する兵子さん=豊田市駒場町で

 ボランティア団体のスタッフがテークアウトした弁当を高齢者宅に届け、一緒に食事もするサービス「じーばーイーツ」が豊田市で行われている。運営する団体の代表で介護福祉士の村瀬麻衣さん(43)は「楽しく食事することで孤立感をなくしてほしい」と話す。一人暮らしの高齢者に「おいしい」と「楽しい」の両方を味わってもらうのが狙いだ。 (籔下千晶)
 市内のデイサービス施設で働く村瀬さんは、高齢者が一人きりで宅配弁当を食べたり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で自宅にこもりがちになったりすることを懸念していた。
 そこで福祉関係の仲間や学生に呼び掛けて団体をつくり、昨年九月からサービス提供を開始した。スタッフは現在、二十〜五十代の男女十七人。まず高齢者から食品アレルギーや既往歴を聞き取り、その後高齢者に好みの弁当を選んでもらって、二人一組で自宅に届けて一緒に食事を楽しむ。
 弁当はピザ店や焼き肉店など九店舗の商品から選ぶ。新型コロナの影響で売り上げが落ちた飲食店の応援や多世代交流にもつながる。
 利用対象は六十五歳以上で要介護認定を受けておらず、旧豊田市エリア在住の人。介助を伴う行為はしない。料金は食事代や配達料込みで一回千五百円。今後利用者増加が見込まれるため、一人月一回のみの利用に限定している。
 先月は、スタッフで介護福祉士の加藤鮎美さん(37)と市職員の矢藤亜矢子さん(38)が、豊田市駒場町の兵子(ひょうご)幸靖さん(77)宅を訪問。兵子さんの好物であるすしを食べながら、兵子さんの出身地浜松市の話題や、かつて勤務していた家電製品会社について会話した。兵子さんは「普段は一人でテレビを見ながらの食事だけど、大勢でおしゃべりしながら食べるのはやっぱり楽しい」と話した。
 村瀬代表は「一人暮らしのお年寄りだけでなく、同居する子どもが仕事に行くため昼間一人になる『昼間独居』の人にも利用してほしい」と話した。(問)じーばーイーツ=090(8393)9928

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