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リニア着工、川勝知事が中間的意思表示へ 流域などの意見集約

2022年1月12日 05時00分 (1月12日 05時00分更新)
 リニア中央新幹線南アルプストンネル工事を巡り、川勝平太知事は十一日の会見で、大井川の水資源への工事影響をまとめた国土交通省の有識者会議の中間報告を踏まえ、着工の是非についての意見をJR東海に伝える意向を示した。大井川流域十市町や利水者団体にも意見を聞き、JRと国に提出するという。
 県と流域十市町は、静岡県から山梨県に流れ出るトンネル湧水を静岡県内に戻す「全量戻し」を着工の前提としている。有識者会議でも最大の焦点だったが、JR東海は突発湧水が発生した場合の危険性などを理由に具体策を見いだせず、方法を模索している。
 川勝知事は「JRは水を戻す技術がないし、新たな関連資料の提出は望めない。可能性を探っているのは承知しているが、雲をつかむような話」と突き放し、「中間報告を受けて、県として中間的な意思表示をするのが筋」と強調した。
 意見は県が集約するとしたものの、意見を聞く対象者や意思決定の方法は示さなかった。 (牧野新)

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