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昨年、笹生優花が制した全米女子OP 今年の賞金総額が一気に跳ね上がった背景には…【武川玲子コラム】

2022年1月11日 17時49分

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2021年の全米女子オープンで優勝した笹生優花(AP)

2021年の全米女子オープンで優勝した笹生優花(AP)

 新年早々、女子ゴルフ界に大きなニュースが飛び込んだ。6月に行われる全米女子オープン(ノースカロライナ州)の賞金総額が一気に跳ね上がった。前年から2倍近く増額され、1000万ドル(11億5000万円)と大台の桁数に乗った。優勝賞金も笹生優花が昨年受け取った100万ドル(約1億1500万円)から180万ドル(約2億700万円)に引き上げられた。
 これだけの大幅アップはもちろん、スポンサーのおかげだ。全米で医療システム管理を展開する「プロメディカ」が全米ゴルフ協会(USGA)と長期契約を結び、全米女子オープンも支援することになった。今後5年間で総額1200万ドル(約13億8000万円)までの増額が確定する。昨年の男子全米オープンの総額は1250万ドル(約14億3750万円)だった。男子との格差がなくなりつつある。
 賞金額の引き上げは全米女子オープンに限らない。メジャー初戦のザ・シェブロン選手権(米カリフォルニア州)は2億円余りアップの総額500万ドル(5億7500万円)に。2019年に渋野日向子が制したAIG全英女子オープンも100万ドルを上乗せし、680万ドル(7億8200万円)となった。
 併せて発表された開催コースにも変化の兆しがある。これまで女子大会が開催されなかった夢の舞台が用意される。26年にロサンゼルス郊外のリビエラCC、27年にはインバネスクラブ(オハイオ州)での開催が決まった。31年以降となるが、オークランドヒルズCC(ミシガン州)とメリオンGC(ペンシルベニア州)も開催地に名を連ねる。
 今年のAIG全英女子オープンは17年に女性会員を迎えたばかりのミュアフィールド(スコットランド)で開かれる。男子と大きな格差があった女子ゴルフ。2022年に大きな一歩を踏み出した。(全米ゴルフ記者協会会員)
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