本文へ移動

喫煙者は要注意 慢性閉塞性肺疾患 

2022年1月11日 05時00分 (1月11日 12時17分更新)
 主に喫煙が原因で肺の機能が低下し、息切れやせきなどの症状に苦しむ慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)。重症化すると酸素吸入が必要になり、年間の死者は一万六千人を超える。治療が早いほど進行を防ぐことができるが、ゆっくりと悪化するため病気を自覚しにくい。チェックリストを活用し、気になる症状があれば早めに受診したい。 (河野紀子)

進行性呼吸不全の恐れも


 「階段の上り下りで息苦しさを感じていたが、肺の病気とは思わなかった」。十年前にCOPDと診断された東京都中央区の男性(71)は言う。
 二十歳からたばこを吸い始め、多いときは一日二箱も。体のことを考えてやめようと決め、近くのクリニックの禁煙外来を受診したのは六十歳を過ぎてからだ。血中の酸素濃度が低く、検査の結果、COPDと分かった。すぐ禁煙したが、息切れの症状は徐々に強まり、三年前からは在宅で酸素吸入を受ける。「寝るときや外出時も酸素ボンベを手放せない」と話す。
 COPDは、たばこの煙などに含まれる有害物質を長期間にわたり吸い込むことで発症する進行性の肺の病気。酸素を取り込む肺胞が壊れたり、空気の通り道の気管支が炎症を起こしたりして、息切...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

おすすめ情報