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【石川】新成人 徹底管理で晴れ姿 県内 式典始まる

2022年1月9日 05時00分 (1月11日 12時11分更新)

式を終え、会場で記念撮影する新成人 =8日、金沢市石引の本多の森ホールで

▼1週前から体温把握
▼検査キットで陰性確認

 全国的に新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染が広がる中、成人式が八日、石川県内では金沢市の一部と川北町で開かれた。人生の門出を祝おうと各市町は感染対策を徹底。出席者の体調や連絡先の把握に加え、抗原検査で陰性を確認する自治体もある。コロナ禍によって学校生活なども制限されてきた新成人たちはマスク姿で旧交を温め、大人の自覚と責任を胸に抱いた。
 「久しぶり」「元気」。金沢市城東地区の成人式があった本多の森ホールでは検温や手指の消毒後、華やかな振り袖やスーツ姿の新成人たちが再会を喜んだ。新潟県から帰省した大学生の前田魁斗(かいと)さん(20)は「コロナ禍で大学の入学式はなかった。成人式ができて良かった。将来はプログラマーなど情報系の仕事に就きたい」と決意。大阪府から帰省した大学生の沖田華梨(かりん)さん(20)は「夏休みの留学をあきらめたので、対面での成人式はありがたい。大学で学ぶベトナム語を生かし、将来は国際的な橋渡し役になれたら」と話した。

帰省者「参加できてよかった」

 市内では昨年、一部の成人式会場で感染拡大地域からの参加を断った。市教委の担当者は「一生に一度の大事な成人式。安心して参加できるように公民館と一緒に感染防止策を講じてきた」と話す。市は式典会場の収容率を50%以下に定め、飲食を禁止。昨年は会場で新成人に当日の体調を申告してもらっていたが、今年は式典の一週間前から体温などを記録する体調管理のチェックシート提出を義務付けた。
 新成人の体調把握は、野々市市や中能登町も実施。中能登町は接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の登録も推奨した。穴水町では事前に抗原検査キットを配布し、陰性なら出席できることにした。志賀町は事前に新成人の名前やメールアドレス、電話番号を把握して、万一の感染者が確認された場合の連絡や感染経路の調査に活用する。
 密を避けるため、小松市や野々市市、能登町は式典を午前と午後の二部制にする。能美市は会場を当初の一カ所から三カ所に増やし、各会場で式典中にマスクを外す新成人がいないかの確認をより徹底する。昨年はマスクを外したまま式に臨む姿も一部であったという。
 保護者らの入場を制限する会場では式典の模様をインターネットで配信し、晴れの姿を伝える。
 県教委によると、今年の成人式の対象者は前年より百八十二人少ない一万二千六百六十五人。九日は十市七町の計五十三会場で催される。

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