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<九州発!河野剛志の釣り日誌>吹上浜のサーフゲームで狙う寒ブリ

2022年1月11日 05時00分

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今シーズン初のブリ! 90センチです。ピーンと張った尻尾が立派

今シーズン初のブリ! 90センチです。ピーンと張った尻尾が立派

 砂浜から1メートルを超える大型ブリが釣れる鹿児島県西部の砂丘海岸、吹上浜。肉厚のおいしい寒ブリが手軽に狙えるフィールドは全国でも珍しく、今冬も九州各地からサーフゲームを楽しむアングラーでにぎわっている。だが今シーズンは例年とは少し様子が違い、地形を把握し潮位を合わせないと少し難しい。そこで、最近の吹上浜の状況に合わせた狙い方を簡単に紹介しよう。(河野剛志)

◆釣果が集中 北側エリア

<吹上浜のポイント選び> 鹿児島県は日本の中でも特に釣り人が多く、アオリイカやマダイ、ブリなど美味な大型を狙った釣りが人気だ。冬になると砂浜からの寒ブリ狙いのサーフゲームがはやっており、日本三大砂丘の吹上浜には連日多くのルアーマンがつめかけている。南北47キロと日本一長い砂丘が釣り場となるのだが、その中でも水深があり小魚が集まりやすい北側エリアに釣果が集中している。
 日置市には神之川、大川、永吉川、小野川、伊作川といった小規模河川が流れ込み、その河口を中心にサーフを歩きながら釣りを組み立てていく。全体的に遠浅サーフなので、海が荒れると餌となる小魚が沖に出ていき、ナギになると接岸する。そのため、どのエリアに小魚が多く集まっているのかを把握するのが釣り場を選ぶ上での大切な要素になる。

◆まずはベイトの小魚集まるエリアつかむ

 車でいくつかのポイントを見て回り、感じが良さそうな場所にエントリーする。高台から海を見下ろすと黒い帯状のカタクチイワシの群れが見え、砂浜に打ちあがっていればチャンスだ。
 ブリが小魚を水面に追い上げて捕食するとき広範囲の水柱が立つ。このようなナブラの中にルアーを投げ込むナブラ打ちで、今シーズンは90センチオーバーを頭に3匹のブリをキャッチ。シーズン初期はサメが多くヒットしたブリが何度もアタックされバラシが多かった。1月に入り海水温が下がりサメも少なくなったので一安心だ。今シーズンは、まだ始まったばかりなのでメータークラスのブリや座布団ヒラメを狙ってサーフゲームを楽しみたい。

◆ルアーの形や色厳選 ゆっくりただ巻き

<ナブラ打ち> ナブラ打ちができるのが吹上浜の魅力。海からはブリやサゴシ、上空からは海鳥が餌になるカタクチイワシを狙って乱舞している。
 このような状況では、どんなルアーでも釣れそうに思うが、シルエットやカラーが合わないとアタリすら得られない。今シーズンは特にシビアで、ナブラ打ちにはガンガンサーフヒラペン95SのUVクリア(シンキングペンシルのリフト&フォール。ガンガンジグバレット30グラムUVシルバー(小粒のブレードジグ)のゆっくりただ巻きが有効であった。
 カタクチイワシが5〜7センチと小さいこともあり、ルアーのシルエットを小さくみせることが釣果につながっている。ナブラ打ちはブリの進行方向に先回りして、沖からナブラの真ん中を通すとヒット率が高い。

◆正確に狙う遠投 「ガンガンサーフ」準備

<単発ボイルでの狙い方> 今シーズンはナブラが発生しない状況が大半なので、ルアーを遠投してストップ&ゴーで誘う釣り方が効果的。強めの波動で寄せて止めた時のフォールで食わせる。ガンガンサーフフラッター30グラムのUVシルバー(サーフ専用ジグ)やガンガンサーフヒラペン95SのUVカタクチが当たりルアーとなっている。波間に時折出る単発ボイルを見逃さずに狙い撃ちしよう。
 吹上浜は薩摩半島の東シナ海側に面しており北西風が吹くと向かい風や横風になる。その状況下でルアーをコントロールし正確な狙い撃ちが必要となる。強風でも飛行姿勢が安定して飛ぶガンガンサーフシリーズを準備しておきたい。

◆ベイトが岸に近づく満潮前後に実績 他より少しでも深い場所で回遊待つ

<地形と潮位> 今シーズンの吹上浜は例年に比べて水深が1メートルほど浅い。浅いところで50センチ、深いところで3メートルほど。その影響でカケアガリが10〜20メートル遠くなり沖のサンドバーより内側に餌となる小魚が入りにくい状況である。昨年の台風と豪雨で砂浜が浸食されたのが原因と推測する。
 沖のカケアガリでナブラが起こってもルアーが届かないので、小魚が岸に近づく満潮前後での釣果が集中している。他より少しでも深いところでブリの回遊を待つのが得策だ。
 今シーズンは11月から始まり12月の中休みを経て1月から調子が上がり始めている。ブリの他に座布団ヒラメも釣れ始めた。吹上浜はこれから暖かくなる3月中旬までがハイシーズンとなる。
<タックル紹介>
【ロッド】 テイルウォーク/サーフラットSSD 98M
【リール】 テイルウォーク/スピーキー 3000HGX
【ライン】 シーガー/PEX8ルアーエディション 1.2号
【リーダー】 シーガー/プレミアムマックス 6号
【ルアー】 オーシャンルーラー/ガンガンサーフヒラペン95S
【ウエア】 パズデザイン
<釣り場&アクセス> 鹿児島県日置市の吹上浜大川周辺。アクセスは鹿児島空港から九州自動車道を利用し1時間程度。
<河野剛志(こうの・たけし)> 関東生活12年を経て地元鹿児島にUターン。釣具開発スタッフ時代に日本全国を釣り歩いた経験を生かし、九州の釣りの魅力を配信。ルアーデザイナーの傍ら、「エギ作り教室」にて鹿児島発祥のエギ作りの文化継承にも努めている。わくわくおさかなアカデミー代表。

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