平安装束の取姫、優雅な手さばき
2022年1月10日 05時00分 (1月10日 09時50分更新)
小倉百人一首巻頭歌ゆかりの近江神宮(大津市神宮町)で9日、新春恒例の「かるた祭・かるた開きの儀」が厳かに営まれた。
歌かるたの発展と繁栄を願う神事。関西のかるた会関係者6人が進行役の奉行や取姫などを務めた。
近江神宮がまつる天智天皇が詠んだ「秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」を読師が読み上げると、平安装束をまとった4人の取姫たちが優雅な手さばきで札を取った。
競技かるた愛好者でつくる大津あきのた会所属の大学生北村日智香(ひちか)さん(21)は「近江神宮でかるたの練習をしてきた。長年やってみたかった取姫になれてうれしい。今年は大会で良い結果を残したい」と話した。
(松田雄亮)
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