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読めない第6波ピーク  コロナ感染 全国で急速に拡大  福井大病院の岩崎教授 引き続き対策徹底訴え

2022年1月9日 05時00分 (1月9日 11時33分更新)
岩崎博道教授

岩崎博道教授

 新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染者が県内でも確認された。国内外で急速に感染が拡大しており、感染力は「爆発的」とも表現される。今後の見通しはどうか。感染症の専門家である福井大病院感染制御部の岩崎博道教授(62)に見解を尋ねた。(聞き手・藤共生)
 −オミクロン株は感染力が強い半面、弱毒化も指摘される。
 「感染力が強いことは、世界中でほぼ統一見解となっている。しかし重症化率の低さについて、世界保健機関(WHO)は安易に判断しないことを呼び掛けている」
 −その理由は。
 「オミクロン株が最初に特定され大流行した南アフリカでは、重症化率は低かった。しかし国民の平均年齢は二十代後半で、英国や日本に比べて二十歳近く若い。そのため高齢者へのリスクはまだ十分に分かっていない」
 −感染力はどのくらいなのか。
 「今現在、国内でのオミクロン株の実効再生産数(感染者一人が何人にうつすかを示す)は3ぐらい。デルタ株は1・7か1・8だった。これは桁違いに大きい。第六波がいつピークを迎えて、規模がどのくらいになるのか読み切れない。今現在の推移を見ていると、おそらくとてつもない(感染の)山になる」
 −今後の見通しは。
 「今回の第六波が方向転換期になるのではないか。福井のように、感染した人全員に入院・入所してもらう方法は意義深いと思う。しかし感染者が膨大な数になれば、その継続は難しい。国民・県民が感染拡大をどこまで許容するか。今後日本におけるウィズコロナの形を政治が決めることになる」
 −私たちのとれる対策は。
 「対策は今まで通り手洗いの励行やマスクの着用。また三回目のワクチン接種はできれば積極的に打った方がいい」

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