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航空の大敵、火山灰に備え 各国連携して監視

2022年1月8日 16時00分 (1月8日 16時00分更新)
 大量の軽石を噴出した小笠原諸島南方の福徳岡ノ場や熊本県の阿蘇山、インドネシアのスメル山など、昨年も各地で噴火が発生した。火山灰は航空機の安全を脅かす大敵で、福徳岡ノ場の噴火では、灰の広がりが予想される範囲を避ける迂回(うかい)飛行が実施された。各国の気象機関や航空管制、航空会社などは協力して火山の動向を注視しつつ、いざという時に迅速に対応できるよう備える。
 ▽回避
 昨年八月十三日、東京の南約千二百キロ、南硫黄島近くの海底にある福徳岡ノ場が噴火した。噴煙は高度一万六千メートル以上にまで達し、「規模が大きく、驚いた」と気象庁火山監視課の川口和哉・国際火山灰情報調整官は振り返る。同庁は、火山灰が西南西方向へ流れ、東南アジアまで広がると予測し「航空路火山灰情報」を出した。
 全日空は情報を受け、東南アジア路線の飛行ルートを変更。火山灰が広がる予測範囲を回避すると中国上空を飛ぶことになるため、同国の航空管制との調整を急ぎ、同十四、十五両日に迂回する対応を取った。
 ▽リスク
 火山灰は機体に悪影響を及ぼす。ガラス質を含んでおり、空気を取り入れて推力を得るジェットエンジンに吸い込まれると、熱で溶かされ...

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