ダカールラリー「大会延期を」 車両爆発受け仏外相が見解 ASO責任者は中止の考えないと強調
2022年1月8日 11時28分
サウジアラビアを舞台とするダカールラリーの開幕前にフランス人チームの車両で爆発が起き、ドライバーが大けがをした事件を受け、仏外相が7日、大会中止が望ましいとの見解を仏テレビ局のインタビューで示した。
ルドリアン外相は「われわれは大会を延期した方がいいと考えている。しかし、大会運営側はそう考えていない。もっと慎重にいかなくてはならない。問題はまだテーブルの上にある」との見解を公表した。
欧州メディアによると、大会を主催するASOのデビッド・キャステラ運営責任者は「サウジアラビアと連携して警備を強化しており、最適なレベルを維持している。答えが出るまで結論は出ない。現状ではこのまま大会を最終日まで行うことになる」と中止の考えがないことを改めて強調した。
爆発は昨年12月30日にサウジアラビアのジッダで発生。車両に乗っていたフィリップ・ブトロンさんが脚に大けがを負い、治療のためにフランスへ搬送された。現地捜査当局は事件性がないことを示唆したが、フランスの検察当局は4日にテロの疑いで予備的な捜査を始めたことを発表していた。
大会は2日にスタート。14日にゴールする予定だ。
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