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古豪の復活…そこに新興校の勢いが相まって相乗効果を生み出したら正月の箱根路はさらに面白くなる【満薗文博コラム・光と影と】

2022年1月3日 18時55分

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6位でゴールする中大の井上大輝

6位でゴールする中大の井上大輝

◇3日 第98回箱根駅伝復路(箱根・芦ノ湖―東京・大手町)
 早大と明大が、頑張りむなしく13位、14位でゴールする。最後の1キロで死力を振り絞った法大が10位でゴールに駆け込んで3年ぶりのシード権を手に入れた。かつての雄、中大は6位となって復活ののろしを上げた。
 今回の箱根駅伝は第98回と称して挙行された。だが、中止になった大会を含めてカウントする夏季オリンピック方式に倣えば、1920(大正9)年に第1回が挙行された箱根駅伝は先の大戦で中断した5大会を含め103年の歴史を誇る。先に挙げた大学は、ハコネ草創期から参加している「古豪」である。今大会には進出しなかったが、「古豪」の仲間には慶大、立大、日大、東農大、拓大などがある。一方で、近年、台頭、躍進してきた新興勢、中堅勢の奮闘はこれら古豪を飲み込む勢いである。
 長年、箱根路から遠ざかっている立大は、「ごぼう抜き」で沸かせた上野裕一郎監督を新たな指導者に迎え、強化に熱が入ってきた。103年前の第1回大会覇者で東京高等師範―東京教育大の流れをくむ筑波大は、弘山勉監督の下で予選会突破目前にまで迫るようになった。最下位でゴールした専大の長谷川淳監督をLINEでねぎらったら返事が来た。「また予選会からしっかり頑張ります」。かつて優勝経験のある母校で古豪復活に着手、2年連続出場を実現させた人である。私は同校の非常勤講師のかたわら、この青年監督の頑張りを見てきた。そして成功を確信する。
 古豪の復活、さらなる強化、そこに新興校の勢いが相まって相乗効果を生み出したら、正月の箱根路はさらに面白くなる。私は、そう思う。(スポーツジャーナリスト)
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