新聞切り抜き作品コンクール優秀賞 佐川央乃介君 野田知花さん 松井結音さん 堀口響生さん

2020年2月15日 14時40分 (5月27日 05時18分更新)

■新聞切り抜き作品優秀賞

 中部9県の小学生、中学生、高校生らを対象にした2019年度「新聞切り抜き作品コンクール」(中日新聞社主催)で、岐阜地区からは14作品が入賞した。
 ファミリーの部の中日大賞に岐阜県羽島市竹鼻小2年の浅野智恵さん、和雄さん、友美さん家族が選ばれたほか(記事は13日に掲載済み)、優秀賞に佐川央乃介君(岐阜大教育学部付属小1年)野田知花さん(岐阜市長良東小5年)松井結音さん(同市市橋小6年)堀口響生さん(同市陽南中2年)の4人が選ばれた。優秀賞4作品と喜びの声を紹介する。
 表彰式は15日、名古屋市内で行われる。優秀作品の巡回展は、岐阜市宇佐の県図書館1階ロビーで、4月21日~5月10日に開かれる。

小1~4の部 佐川央乃介君 岐阜大教育学部付属小1年 動物集めすごろくに

佐川君の作品 「びっくりいきもの~すごろくではっけん~」

 「かわいい生き物が好き」と、動物の写真が使われた記事を集めた。4こま漫画「ねえ、ぴよちゃん」を切り抜いたのも、登場する猫の又吉がかわいくて好きだからという。
 切り抜きをマスに見立てて、すごろくに仕立てた。マスの隙間には手書きの動物も顔を出す。それぞれのマスには、読んだ感想に合わせた指示を添えた。
 例えば、各務原市の世界淡水魚園水族館「アクア・トトぎふ」でアシカが死んだという記事のマスは「かなしいな 3こもどる」。記事が見やすいよう、色分けした枠で囲う工夫もした。
 姉の影響で新聞を読み始めた。「知らないことがいっぱい書いてあって、びっくりした」。4こま漫画と動物の記事がお気に入りという。「今度は難しい記事を読むことにも挑戦したい」とはにかんだ。(名倉航平)

小5の部 野田知花さん 岐阜市長良東小 高齢化社会テーマに

 「いろんな人の考えが載っているのが、新聞の面白いところ」。下校後や休日、時間を見つけるとページをめくる。分からない漢字や言葉は母に聞く。地道な取り組みが実を結び、4年連続の受賞となった。
 昨年4月に東京・池袋で高齢者が運転する車が暴走して母子が亡くなった事故を知り「高齢化社会について考えたい」とテーマを決めた。数えられないほどの切り抜きを集めたが、厳選した20の記事を「問題点」「語り継ぐ」「取り組み」に分類。テーマごとに色を分け、一目で分かるようにレイアウトを工夫した。
 大変だったのは、一つ一つの記事に添えた自分の感想を書くこと。「どう書けば自分の思ったことを伝えられるかな」と丁寧に取り組んだ。将来は「看護師さんになりたい」といい、「これからも新聞を読んで勉強したい」と目尻を下げた。(形田怜央菜)

小6の部 松井結音さん 岐阜市市橋小 基地問題4つに分け

 「沖縄県民が反対しているのに、なぜ政府は工事を進めているんだろう」。県民と政府のやりとりに疑問を覚え、普天間基地移設問題をテーマに選んだ。
 2018年から19年にかけて約1年間の記事を収集。「状況」「問題」「沖縄の思い」「政府の対応」の4つに色分けし、記事に対する意見や感想を添えた。
 分からない漢字や単語は母に聞きながら、毎日読み続けた。読み進むにつれて「政府には政府の事情があり、県民にも県民の事情があることが分かった。経費や軟弱地盤、高さ制限など複雑な問題が絡んでいる」と話す。
 昨年のコンクールには、がんをテーマにした作品を出品し、小5の部で優秀賞を獲得。2年連続の受賞に「取れるとは思っていなかったので、すごくうれしい」と声を弾ませた。(藤矢大輝)

中2の部 堀口響生さん 岐阜市陽南中 AIとの共生考える

 中学1年の夏休みに家族旅行で訪れた東京の日本科学未来館で、人間に似たロボット「アンドロイド」を見た。目やまぶたが動き、「怖さを感じた」。それから人工知能(AI)に関心を持ち、作品のテーマにした。
 毎朝、中日春秋とスポーツ面に加え、関心のある記事を読む。作品制作に向け、AIに関する記事を集めた。題名は「AIの未来~AIは天使か悪魔か?~」とし、多くの分野の記事を紹介。記事を「展望」と「課題」に分けて2色の蛍光ペンで線を引き、AIのメリットとデメリットが一目で分かるようにした。
 作品のまとめでは「AIは天使でも悪魔でもどちらとも言えない」とし、人間とAIの共生ルールが鍵だ、と結論づけた。制作を終え、「AIにより、どのようなメリットが出てくるのか」と期待するようになったという。(下條大樹)
(2月15日付 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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