新聞切り抜き作品コンクール優秀賞 勝谷妃奈さん 井原萌々花さん

2020年2月18日 17時36分 (5月27日 05時18分更新)

■春日井商高の2人優秀賞

 「第26回新聞切り抜き作品コンクール」(中日新聞社主催)の高校の部で、春日井商業高校3年の勝谷妃奈さん(18)と井原萌々花さん(18)が優秀賞に選ばれた。2人の作品からは、女性ならではの視点と問題意識がうかがえる。(小林大晃)
 2人は「課題研究」の授業で、小川昌己教諭(57)から新聞の読み方を学んできた。昨年4月ごろから新聞を読み進めてテーマを設定し、同9月ごろから切り抜き作業を開始して作品の制作に取り掛かった。

勝谷さん 地元小牧情報を厳選

 勝谷さんの作品は「これが私達(わたしたち)の地元!~小牧の今とみらい~」。生まれ育った地元の愛知県小牧市をより深く知り、魅力を再発見しようとテーマに据えた。
 特産のモモやブドウ、地元のお祭りなど、関連記事ごとに見出しと配置を考えた。昨年の全国高校野球選手権大会に初出場した誉高校の記事は、選手たちの表情がよく分かる写真が載っているものを厳選した。
 一方で、市が実施する子育て世代や定住外国人の子への支援策にも目を向けた。「卒業後は小牧市内で働くので、自分が母親になったときのことも考えながら記事を選んだ」と話す。

井原さん 女性差別や活躍紹介

 井原さんの作品は「今、女性は活躍できていますか?」。新聞を毎日めくる中で目についた女性問題の記事を中心にまとめた。
 国内の女性差別やハラスメントの実態、海外の性差別の事例を取り上げた記事を作品の上部に配置して問題提起。下部には逆境を乗り越えた女性やママさんアスリートの活躍を紹介した記事など明るい話題を持ってきてテーマ分けした。
 「育児は女性だけに任せるものではなく、男女で担うべきだと思う」と話す井原さん。作品には、育児に積極的に取り組む男性「イクメン」に関する記事も大きく載せている。
 受賞を聞いて2人は「びっくりした」と声をそろえる。担当した小川教諭は「面倒になって適当に作業をこなす生徒もいる中、2人は本当にコツコツと新聞を読み進めていた」と目を細めた。
 2人の作品は4月3日から19日まで愛知県一宮市立中央図書館(一宮市栄3)、6月29日から7月8日まで愛知県図書館(名古屋市中区三の丸1)、同月17日から8月3日まで名古屋市鶴舞中央図書館(同市昭和区鶴舞1)で展示される。

(2月18日付 中日新聞朝刊近郊版より)

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