中日いきいき学習賞 古賀雅俊さん

2020年2月18日 17時54分 (5月27日 05時18分更新)

■子どもの書く力鍛える 挙母小の古賀教諭輝く

子どもたちが作った新聞を前に、新聞を授業に活用する狙いを語る古賀さん=愛知県豊田市挙母小で

 新聞を活用した教育(NIE)の実践で成果を上げた中部9県の先生を顕彰する2019年度の「中日いきいき学習賞」に、愛知県豊田市挙母小学校教諭の古賀雅俊さん(35)ら3人が選ばれた。古賀さんは同小や前任の同市朝日丘中学校などで長年、NIEに積極的に取り組み、新聞作りを通して子どもたちの「書く力」を鍛えてきたことが評価された。15日に名古屋市内で表彰式があった。(森本尚平)
 朝日丘中学校は17、18年度にNIE実践校に指定され、古賀さんは中心となって活動してきた。授業前の朝の時間に「NIEタイム」を設定。生徒たちに4人1組でそれぞれ気になった新聞記事とその感想を紹介してもらい、議論させた。新聞を教育に活用する狙いを古賀さんは「教科書が全てではない。世の中で起きている出来事にもっと目を向けてほしい」と語る。
 生徒たちが好きなテーマで記事を切り抜き一つの紙面に仕上げる「新聞切り抜き作品」作りも実施。地元の新聞販売店主や住民を招いた発表会を開いた。「インターネットと違い、新聞はいろいろなものが目に入ってくる。自分で気になる記事を選んで新たな発見につながれば将来、役に立つ」と話す。

授業の一環で新聞を読む子どもたち=古賀さん提供、愛知県豊田市挙母小で

 挙母小では現在、受け持つ4年生の学級で新聞作りを通し、子どもたちの書く力の鍛錬に力を入れる。新聞記事の書き方や見出しの付け方を学ぶ「わくわく新聞講座」を開き「5W1H」の大切さを伝えた。「スムーズに文章を長く書ける子が増えてきた」と成果を実感する。
 中学生と小学生では教え方が異なるため、新聞活用の仕方を模索する。「思った以上に新聞を使った授業を『楽しい』と言ってくれている。今年だけで終わるのはもったいないので、来年度以降もうまく活用していければ」と意気込んだ。
(2月18日付 中日新聞朝刊豊田版より)

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