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【ボクシング】V4の井岡一翔、アンカハスとの世界2団体統一戦は来春開催で調整 一時は放心状態…次へ「挑み続けるだけ」

2021年12月31日 21時56分

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判定で福永亮次を破り、4度目の防衛に成功した井岡一翔

判定で福永亮次を破り、4度目の防衛に成功した井岡一翔

 ボクシングのWBOスーパーフライ級タイトル戦が31日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者・井岡一翔(32)=志成=が同級6位・福永亮次(35)=角海老宝石=に3―0で判定勝ちし、同級4度目の防衛を果たした。日本唯一の世界4階級制覇王者の井岡は、ここまで15勝のうち14勝がKO勝ちという福永の強打に押される場面もあったが高いディフェンス技術と的確なボディー、右ストレートで主導権を握り続けての勝利だった。
  ◇  ◇  ◇
 盤石だった。井岡は4回以降、強打を誇る挑戦者のパンチをかわし、ブロックし、自らはボディーやコンビネーションを的確に入れていく。終盤はあえて攻めさせる余裕も見せた。福永がボクシングを始めた10年前から世界王者に君臨してきた32歳は、危なげなく大みそかのリングで勝利を手にした。
 「ポイントは問題ないと思っていた。正直、やりながら次のことを考えていた。そのためにケガもしたくないし、リスクを負って打ち合いもしたくなかった」と振り返り、「ファンの倒しにいってほしい雰囲気も感じましたが、のまれないように」とにやけた。
 次とは、IBF同級王者アンカハス(フィリピン)との世界2団体統一戦だ。当初は、この日この会場で行われるはずだったが、新型コロナウイルス水際対策強化の影響で12月3日に中止が決定した。
 複数団体統一戦を追い求めてきた井岡にとってショックは大きかった。中止が伝えられた直後は、自宅でも放心状態で、家族に声を掛けられても反応できないような状況だったという。
 だが、約1週間後に福永を代役として試合が組まれることが決定。井岡は気持ちを切り替えて臨み、危なげなく勝利。敗れた福永から「世界を肌で感じた。パンチが当たっても全部逃がされる感じで、倒せる気がしなかった」と力の差を認めるコメントが出るほどだった。
 井岡はアンカハス陣営との間で、交渉を続けており、来春に改めて試合を組む方向で調整中。「アンカハスしか見ていない。今回のようなことや、相手の指名試合などもあるが、統一戦はそういうもの。挑み続けるだけです」と静かに統一戦を追い求めていく。

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