こんな時こそ お家でNIE <1>新聞スクラップ日記

2020年5月3日 12時35分 (5月27日 05時18分更新)
■毎日続けることが大切

切り抜くのは4こままんがでもOK

 新型(しんがた)コロナウイルス対策(たいさく)で学校(がっこう)はお休(やす)みになっています。こんな時(とき)こそ、自宅(じたく)でNIE(エヌアイイー)(Newspaper In Education=教育(きょういく)に新聞(しんぶん)を)。新聞を使(つか)って楽(たの)しく学(まな)んでみましょう。NIEに取(と)り組(く)めば、社会(しゃかい)の「今(いま)」が見(み)えてきます。もちろん学力(がくりょく)もアップです。ぜひチャレンジしてみてください。(中日新聞NIEコーディネーター・伊藤彰敏)
 新聞の中(なか)から自分(じぶん)が興味(きょうみ)・関心(かんしん)のある記事(きじ)を切(き)り抜(ぬ)き(スクラップ)して、感想(かんそう)や意見(いけん)を書(か)き込(こ)みます。ポイントは毎日続(まいにちつづ)けることです。

【手順(てじゅん)】

(1)毎日、新聞を読(よ)む
 読むといっても、新聞を隅(すみ)から隅まで読む必要(ひつよう)はありません。新聞に載(の)っている文字(もじ)の数(かず)は、朝刊一部(ちょうかんいちぶ)だけでもおよそ本一冊分(ほんいっさつぶん)。とても読めません。
 まず、ざっと写真(しゃしん)や見出(みだ)しなどを見ていきましょう。目(め)にとまった記事の第一段落(だいいちだんらく)を読みます。それだけで内容(ないよう)が分(わ)かるように書かれています。
(2)記事を切り抜く
 おもしろそうだなと思(おも)った記事はどんどん切り抜きます。一(ひと)つの時(とき)もあるでしょうし、四(よっ)つも五(いつ)つも切り抜ける時もあります。多(おお)い時は、これだという記事を一つ選(えら)びます。あなたの基準(きじゅん)で構(かま)いません。
 切り抜いた記事は、A4サイズの用紙(ようし)に貼(は)り付(つ)けます。
(3)感想や意見を書き込む
 字数(じすう)は決(き)めません。一文(いちぶん)でも構いません。学習(がくしゅう)で大切(たいせつ)なことは、簡単(かんたん)なことを続けることです。たくさん書こうとすると、それが苦痛(くつう)になってしまいます。メモ程度(ていど)に書くことで、長(なが)く続けていけるでしょう。
 用紙には、新聞の日付(ひづけ)を書いておきましょう。
 継続(けいぞく)は力(ちから)なり。毎日活字(かつじ)に触(ふ)れることで、語彙力(ごいりょく)と読解力(どっかいりょく)も育成(いくせい)されます。

【狙い】

 学校での学習は、実生活では役に立たないと言われることがあります。新聞を活用することで、改善を図ることができます。とりわけ、新聞記事の切り抜き(スクラップ)には効果があります。新聞には社会のさまざまな側面が情報として掲載されています。その中から何を切り取るのかを考えることが、教室から一歩踏み出すきっかけとなります。自分の思考の足跡ともなります。

【準備するもの】

・新聞
・はさみ
・台紙(A4用紙など)
・のり
・えんぴつ(ペン)
 伊藤彰敏(いとう・あきとし) 愛知県一宮市出身。公立中教諭、国立大付属中教官、公立小中学校教頭を経て、2019年から中日新聞NIEコーディネーター。著書に『中学校国語科 授業の腕を磨く指導技術50』(明治図書)『授業名人が語るICT活用』(プラネクサス、共著)など。
(5月3日付 中日新聞朝刊第二福井版より)

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