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【ロッテ】加藤匠馬、中日から移籍し駆け抜けた半年間 「プロ野球は1軍で働いてナンボ」起用に感謝

2021年12月31日 17時26分

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「日本一」と記した色紙を掲げるロッテ・加藤

「日本一」と記した色紙を掲げるロッテ・加藤

 中日からロッテに移籍した加藤匠馬捕手(29)が新天地で過ごした半年間を振り返った。6月にトレードでシーズン途中に加入すると、夏場から先発マスクをかぶり、リード面を中心にチームの2年連続リーグ2位に貢献した。
 「トレードという響きにネガティブな印象を受ける人もいるとは思うが、僕は素直にうれしかった。他の球団から戦力として求められたわけで、これはチャンスだと直感した」
 半年前。トレードを通告された日はファームの試合が組まれていた。中日の2軍総務から「球団代表が呼んでいる」と午前中に言われ、ナゴヤ球場に隣接する新人寮で移籍を伝えられたという。
 中日では2019年に92試合に出場するなどレギュラーをつかみかけたが、翌20年に定着できず、今季もトレードされるまでは1軍の出場機会がなかった。
 「今春も1軍でキャンプをスタートしたが、オープン戦の最後のカードでプレーに精彩を欠いてしまい、ファームに落ちた。その後は中日の仁村2軍監督やコーチから一生懸命にやっていけば、必ずチャンスが来ると言われ、そこだけはやり通そうと腐らずにやってきた」
 ロッテでは57試合に出場。打率は9分5厘と振るわなかったが、プロ初本塁打を放つなど2本塁打、4打点をマーク。正捕手の田村が後半戦にけがで故障したこともあり、リーグ優勝がかかる後半戦やクライマックスシリーズでも先発マスクをかぶった。
 「ロッテに取ってもらえて感謝している。古巣ではファームでも試合になかなか出られなかったのに、こうして1軍に50試合以上に使ってもらえた。プロ野球は1軍で働いてナンボの世界。このチャンスを是が非でも自分のものにしたいと強く思ってプレーした」
 移籍後は同僚の捕手や投手を質問攻めするくらい積極的にコミュニケーションを取った。例えば、田村に対して。2人とも伊東勤さん、中村武志さんと球界を代表する名捕手から指導を受けており、「たくさん質問した。田村捕手は僕よりも年下だけど、実績も経験もある。何せ彼も伊東さん、中村さんから捕手の極意をたたき込まれた選手だから相通じるものがある」とした。
 来季でプロ8年目。青学大からドラフト5位で2015年に中日に入団したが、同期で入った12人のうちNPBで現役を続けているのは自身だけとなった。「このオフに井領選手、遠藤選手が来季の契約を結ばないと告げられ、生き残っているのは僕1人。なかなか入れない世界に一緒に入った仲間たちなので、皆の分も頑張りたいという気持ちはある」
 新春は古巣中日の選手らと合同自主トレを行う予定。新シーズンは捕手のレギュラー争いも再び熾烈(しれつ)となる。強肩と巧みなリードを武器に必死のアピールを続けていく。

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