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<ながの回顧2021> (10)リニア工事、事故相次ぐ

2021年12月31日 05時00分 (12月31日 12時14分更新)
崩落事故翌日の11月9日、坂島工区の現場に向かう関係者ら。この日、飯田署が実況見分した=豊丘村で

崩落事故翌日の11月9日、坂島工区の現場に向かう関係者ら。この日、飯田署が実況見分した=豊丘村で

 行政手続きの遅れ、残土処理の問題、豪雨などにより遅れていたリニア中央新幹線工事。九月、県内で本坑掘削が始まった。関連工事も進む中、十、十一月に県内外でトンネル崩落により作業員が死傷する事故が連続し、安全管理体制の在り方が問われた。
 九月三日、大鹿村の伊那山地トンネル青木川工区で、リニアが実際に通る本坑掘削が当初計画から約一年半遅れで始まった。今月上旬には、同村の南アルプストンネル長野工区でも小渋川非常口−釜沢非常口間で本坑に先立つ調査用トンネルの先進坑が貫通。県内初の地上区間となる喬木村−飯田市の天竜川橋りょうの工事も十月に着工した。
 残土運搬車両の台数も増えてきた。七月からは高森町へ一日平均二百台余りが往復。十月には中央自動車道を通って伊那市への搬出が始まり、飯田下伊那地域以外も走行するようになった。
 大鹿村内の工区で出た残土のほとんどが県道松川インター大鹿線を通る。県飯田建設事務所は残土運搬のために二〇一六年から進めてきた同線の拡幅工事を今年九月に完了させた。
 JR東海は十二月、大鹿村内のトンネル掘削完了時期の見込みが当初計画から二年延びていることを明らかにしたが、「県内工事はペ...

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