幕内最優秀新人賞に豊昇龍 おじ朝青龍も受賞「全然知らなかったです。ほんとにうれしい」【大相撲】
2021年12月29日 06時00分
中日スポーツ、東京中日スポーツ制定の第58回大相撲幕内最優秀新人賞が28日に決まり、東前頭6枚目の豊昇龍智勝(ほうしょうりゅう・ともかつ、22)=立浪=が選考委員による投票で選出された。来年1月9日の初場所初日の中入り前に、東京・両国国技館の土俵上で表彰式が予定されている。
20年前におじさんの元横綱朝青龍が受賞した新人賞。「そうなんですか? 全然知らなかったです。同じものを手に入れることができたのは、ほんとにうれしいです。励みになります」。豊昇龍はおじさんそっくりの笑顔とガッツポーズで喜びを爆発させた。
新入幕は2020年秋場所。一進一退が続いたが、夏場所では2日連続の足技で朝乃山、正代の2大関を破り、続く名古屋場所では幕内初の10勝で技能賞を受賞。秋場所では若隆景に大技の一本背負いを決めてみせた。
芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「強靱(きょうじん)な足腰で豪快な技を決め、名古屋場所では技能賞を受賞した。大関正代に3連勝する力強さと、幕内最年少22歳の若さにも期待したい」と高く評価する。矢野弘典横審委員長も「幕内後半戦の注目力士となってきた。壁を乗り越えられるかが課題だが、今後の精進に期待して推薦する」と将来性に期待して票を投じた。
開花はこれから。おじさん譲りの身体能力、相撲センスに磨きをかければ、近い将来に横綱候補として名乗りを上げてくるだろう。
来年の目標に三役昇進を掲げるが、あくまで通過点。「三役で止まるわけじゃないですから。夢はてっぺんなんですよ。人は、夢は大きく持たないといけないんで。相撲を始めたときから、てっぺんを目指すと決めていたので」と力強く宣言した。
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