圧巻80メートル独走トライ 昌平主将のFB北川拓来 名前はタックルが由来 ステップで4人ひらり【全国高校ラグビー】
2021年12月28日 20時13分
◇28日 第101回全国高校ラグビー第2日(大阪・花園ラグビー場)
1回戦11試合が行われ、昌平(埼玉)は読谷(沖縄)に15―7で勝った。ほかの関東勢では目黒学院(東京第2)、日川(山梨)が勝利を収め、がそれぞれ2回戦に進んだ。
圧巻の80メートル独走だ。7点をリードされて迎えた前半29分、昌平主将のFB北川拓来(たくる・3年)は自陣ゴール前で相手のミスボールを拾った。「前が空いていた」と本人は照れるが、そこから一気に加速すると、ステップで相手タックラー4人を次々とかわし、独走トライを決めた。
名前の拓来(たくる)は千葉の専大松戸で花園出場経験もある父・昇一さんがタックルにちなんで名付けたものだが、ここでは相手タックルを次々と振り切ってみせた。これで同点に追い付くと、後半20分には絶妙のキックで途中出場WTB平塚和(3年)の決勝トライをアシスト。接戦にけりをつけた。
「あれは周りがコールしてくれたから。県予選でも同じ形でトライを取ったので、自信を持って蹴りました」
2回戦の相手は大会2連覇中の桐蔭学園。厳しい戦いになるのは必至だが「僕は昌平が大好き。桐蔭を破って、昌平の新しい歴史を作りたい」ときっぱり。チーム初の3回戦進出を目指し、優勝候補に挑む。
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