ボクシング木村翔、中国・武漢で“投げ技”をかけられた事件に口を開く「玄武選手の反則行為は許しがたい事です」
2021年12月28日 13時30分
ボクシングの元WBOフライ級王者の木村翔(33)=花形=が28日、所属ジムのホームページに文書を掲載し、18日に中国・武漢で行われたエキシビション戦で現地選手の玄武と対戦した際に投げ技をかけられた事件についてコメントした。あくまでボクシングルールでのエキシビションスパーリングとして出場契約を結んでおり「反則行為」だったという。
木村は2017年に上海で五輪2大会連続金メダリストの鄒市明(金メダル)に番狂わせ勝ちして世界王座を獲得したことから中国で知名度が高く人気がある。来春には中国で世界戦が計画されており、今回はその準備として単身渡航、トレーニングを積む中でボクシングルールでのエキシビション出場を要請され、それを明記したうえで出場契約を結んだが、リング上で急に投げ技をかけられたという。
木村は頭から落とされてふらふらになってスパーリングは終了。玄武は勝利宣言のように雄たけびをあげたが、終了直後から中国国内のネットでは玄武への批判が噴出している。
「今回の玄武選手の反則行為は許しがたい事です。しかし、鄒市明戦以降、日本人である私に対して、私のことを知り、そして、応援してくれる中国にいる多くの方々を愛する気持ちは変わりません」と、木村は文書でコメントした。陣営は現在、中国で契約するプロモーターを通じてエキシビションの主催者に抗議し事情説明を求めている。木村は24日夜に帰国、現在は新型コロナウイルス水際対策のルールに従って自宅隔離中だ。
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