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富山県内でオミクロン株 20代女性、経路詳細不明

2021年12月28日 05時00分 (12月28日 12時25分更新)
 富山県は二十七日、県内在住の二十代の女性が新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。オミクロン株の感染確認は北陸三県で初めて。新田八朗知事は同日、県庁で臨時会見し、県民に感染対策の徹底を改めて呼びかけた。

「北陸3県初」

 県によると、女性は既に感染が確認され、オミクロン株かどうか県衛生研究所が検査していた。女性は医療機関に入院中で、軽症。ワクチンを二回接種済みだった。
 海外渡航歴はないが、市中感染が判明している県外の地域への往来歴があり、後でオミクロン株感染が判明した人との接触があったという。ただ、県の担当者は「詳しい感染経路は不明」と説明した上で、「県内での市中感染の可能性が否定できない」との認識を示した。
 女性の濃厚接触者は九人で、このうち県外在住の一人がオミクロン株に感染。残りの八人はPCR検査で陰性だった。県は女性の居住地などはプライバシー保護のため非公表とした。
 新田知事は会見で「年末年始にかけて忘年会や新年会、正月の恒例行事で普段会わない人と会い、社会活動の活発化も予想される。ワクチンを二回接種した人でも改めて感染防止対策の徹底をお願いしたい」と注意を促した。不織布マスクの正しい着用、手指消毒や換気の徹底に加え、発熱などがあれば出勤や通学を控えることなどを重ねて求めた。

「県、無料PCR拡充」

 オミクロン株の感染者確認を受け、新田知事は二十八日から一月三十一日まで、PCR検査などを無料で受けられる対象を拡充すると発表した。
 県によると、対象者は県内在住で、人が密集した空間など感染リスクが高い環境にいたなどの理由で不安を解消したい無症状の人。ワクチン接種の有無は問わない。これまでは健康上などの理由でワクチンを接種できず「ワクチン・検査パッケージ」を利用する無症状の人に限っていた。
 県は二十二日から、薬局がない舟橋村を除く十四市町で無料検査の態勢を整えている。二十七日現在、薬局や民間検査機関など五十九の事業所が登録している。
 検査の受付日などは事業所ごとに異なる。詳細は県のホームページで確認できる。検査を受ける際はマイナンバーカードや運転免許証など居住の実態が確認できるものが必要。
 対象者の拡充に伴い、県は二十九日から相談に対応するコールセンター=電076(444)3390=を設ける。受け付けは祝日を除く月曜から土曜の午前九時〜午後五時。十二月三十一日〜一月三日は対応しない。

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