五輪代表決定の宇野昌磨、前回「銀」からの4年振り返り、口にした意外な言葉
2021年12月27日 11時04分
フィギュアスケートの全日本選手権から一夜明けた27日、2大会連続で北京五輪代表になった宇野昌磨(24)=トヨタ自動車、中京大=が取材に応じた。
大会直前の18日に右足首を捻挫するけがを抱えながらの出場だったが、気迫の演技を披露して総合2位で五輪代表切符を獲得。前回の平昌五輪銀メダリストは「オリンピックではどうしてもこの演技をしたい、この順位に行きたいという具体的なものはまったくなく、自分の成長過程を見せられたらいい」と抱負を語った。
昨季まではスケートを楽しむことをテーマに戦っていたが、今季は世界のトップになると宣言して戦ってきた。そして、迎える大一番の北京五輪の目標を聞かれると、宇野らしい答えが返ってきた。「それ(メダルを取れるか)は運だと思いますよ(苦笑)。試合本番で誰がノーミスするか、誰がいい演技するかで結果が決まり、1位も2位も3位も、正直想像がつかない。誰がどうなるか分からないのが、オリンピックという舞台。そこで、僕が今年一、最悪の演技をしても受け入れる覚悟は持っています」。
まだ自分の演技に満足していない24歳は、一刻も早く足を治して、すぐにでも練習したい気持ちに駆られていた。「ようやく自分らしくなってきたフリープログラム(『ボレロ』)の完成度をもっと上げ、ジャンプの前後に何かステップなどを入れたり、表現面でも自分の武器になるようなものを見つけたりする練習していきたい」とやりたいことが次々と口をついた。
そして、紆余(うよ)曲折、挫折も味わったこの4年間を経験した自分について、意外な言葉も飛び出した。「年々、自分が人間らしくなっているというのは正直感じますね」
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