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「大富豪」統一ルール普及を 連盟、中部で初の大会開催計画

2021年12月27日 05時00分 (1月6日 09時19分更新)
地方大会開催に奔走する小出次人さん(左)と「天下一大富豪大会」の第5回大会チャンピオンの高下直樹さん=名古屋市中村区で

地方大会開催に奔走する小出次人さん(左)と「天下一大富豪大会」の第5回大会チャンピオンの高下直樹さん=名古屋市中村区で

 日本大富豪連盟(東京)が活動開始から十年を迎えた。大金持ちのグループでなく、年末年始の集まりで定番のトランプゲーム「大富豪」の全国統一ルール普及を目指す一般社団法人。連盟は、統一ルールを地方にも広げるため、初めて中部地方で大会を開催する計画で、名古屋市瑞穂区在住の理事、小出次人(つぐと)さん(60)が実現に向け奔走している。 (蓮野亜耶、中村禎一郎)
 米国在住の現理事長、立入(たちいり)勝義さん(46)を中心に、地域ごとにルールにばらつきがある状態を解消することを目標に二〇一一年十二月に活動をスタート。全国どこでも誰とでも楽しめるよう「公式ルール」を設け、全国の統一ルールとするよう提唱してきた。一部で「大貧民」と呼ばれていたゲーム名を「大富豪」にしようとも訴えてきた。
 連盟の公式ルールは「革命」「8切り」「スペ3返し」などの五項目を中心に設定。公式ルールPRのため、一二〜一九年に東京でトーナメント形式の本大会「天下一大富豪大会」を五回開催。延べ五百人ほどが参加してきた。東京以外では過去に大阪など数カ所で地方大会を開いた例はある。
 二〇年八月には組織を社団法人化。現在は立入さんや小出さんら六人の役員が運営を担っている。最近では、連盟がつくった公式ルールを、スマートフォンのゲームアプリが参考にする動きも出始めているという。
 昨年は、新型コロナウイルスの影響で本大会を開催できなかったが、小出さんは「名古屋で二二年に地方大会を開催するため、会場を探しているところ」と巻き返しを図っている。地方大会とはいえ、中部地方では初の大会となり、優勝者に第六回本大会のシード権が与えられる予定だ。
 中部大会開催のほか、広告塔となってくれる著名人探しやゲームアプリとの共同イベント企画などにも力を入れる意向。小出さんは「将来、プロリーグを新設する、なんていうのもいい」とも語っている。
 第二回と第五回の本大会チャンピオンで、既に第六回本大会出場へのシード権を持つ愛知県春日井市小野町在住の高下(こうげ)直樹さん(31)は、「隠れた強敵がいる可能性は低くない」と気を引き締め、中部での地方大会後の本大会に身構えている。

 トランプゲーム 大富豪 配られた持ち札を出し合って、手持ちのカードを早くなくすことを争うトランプゲーム。各地には多くの独自ルールが存在している。複数で遊ぶゲームだが、日本大富豪連盟の大会は、1卓4人で12ゲームし、ポイントの高い上位2人が勝ち抜けて次の対戦に進むトーナメント方式となっている。

日本大富豪連盟の5大公式ルール

■革命:同じ数字のカードを4枚以上出すと、ゲーム終了時までジョーカーを除くカードの強さが逆転する。ただし再び革命が起きれば元に戻る。
■8切り:「8」を場に出したときは、強制的にそのターンが終了し、次に自分からカードを出すことができる。「8」を複数枚出したり、またはジョーカーと組み合わせて出すことも可能。ただし、「8」を含む「階段」を場に出した場合には、8切りは適用されない。
■都落ち:大富豪より先にあがったプレイヤーが出たとき、大富豪であったプレイヤーは自動的に大貧民になり、手持ちのカードを放棄する。ただし、「都落ち」と「反則あがり」が同じゲーム内で出た場合は、都落ちしたプレイヤーは、階級が1つ繰り上がる。
■スートしばり:直前に出されたカードと同じスート(マーク)のカードが出された時、同ターン終了まで同じスートのカードしか出せなくなる。ジョーカーを含む手ではしばりは発生しないが、発生後にジョーカーを含んだ手を出してもしばりは継続する。
■スペ3返し:ジョーカー1枚出しに対して「スペード3」を出すことができる。この瞬間のみ、「スペード3」がジョーカーに勝る。場は流れ、任意のカードから再スタートする。
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