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水の魅力 螺鈿タンブラー 魚津 ふるさと納税返礼品に

2021年12月27日 05時00分 (12月27日 10時31分更新)
「プリズム」(左)と「湧水」を手にする辻悟さん=魚津市金浦町の工房ヤマセン辻仏壇で

「プリズム」(左)と「湧水」を手にする辻悟さん=魚津市金浦町の工房ヤマセン辻仏壇で

東山円筒分水槽と蜃気楼モチーフ

 魚津市金浦町の工房ヤマセン辻仏壇は市内の国登録有形文化財「東山円筒分水槽」と蜃気楼(しんきろう)をモチーフにした二種の螺鈿(らでん)タンブラーを開発。同市のふるさと納税の返礼品として受注生産している。伝統の仏壇製作の技法を生かし、「水」の魅力を表現した。
 分水槽モチーフは「湧水」と蜃気楼モチーフは「プリズム」と名付けた。いずれもグラスの底面に本漆、純金箔(きんぱく)、アワビの貝殻を薄く切って張り付ける螺鈿の技法を施した。透明な液体を入れると、底の模様が浮かび上がり、水中、水面で光の模様を形作る。
 同社代表取締役の塗師、辻悟さん(43)が昨年夏ごろから返礼品でかかわる市職員と意見交換し、二つのモチーフを選んだ。今夏から試作を始め、螺鈿の精密性などを上げていった。今月三日に返礼品になった。
 試作段階から来店者に全て購入されてしまうなど、正式な商品になる前から人気が高く、品薄が続く。二万七千円のふるさと納税で一種、五万四千円で二種セットが返礼品になる。
 辻さんは「魚津を感じさせる品を作りたかった。頑張っても月三十個が限界でお待たせすることもあるかもしれない」と話した。(松本芳孝)

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