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服の修理に活路、新ビジネス模索 岐阜のアパレル産業、苦境の中奮闘

2021年12月26日 05時00分 (12月26日 11時57分更新)
コロナ禍でも安定的に修理依頼を受けている大西縫製の塩谷代表(中)と大西さん=岐阜市本荘西で

コロナ禍でも安定的に修理依頼を受けている大西縫製の塩谷代表(中)と大西さん=岐阜市本荘西で

  • コロナ禍でも安定的に修理依頼を受けている大西縫製の塩谷代表(中)と大西さん=岐阜市本荘西で
  • 新しいミシンを導入し、コンテナ用のカバーに使う材料を確認する岡川社長=岐阜市平和通2で
 新型コロナウイルスの感染拡大は、歴史ある岐阜県のアパレル産業にも打撃を与えた。外出機会が減り、服の販売が落ち込む中、自社の技術を生かして服の修理に活路を見いだしたり、新たなビジネスに乗り出したりと業界の関係者らが苦境を脱しようと奮闘を続けている。 (浜崎陽介)
 衣料品メーカー「エンヤ繊維」(岐阜市茜部大野)の修理部門から独立し、二〇一九年に創業した合同会社の「大西縫製」(同市本荘西)は、スーツなどの修理やオーダーメードのベストを手掛ける。創業まもなくコロナ禍が襲い、ベストの受注は四〜五分の一程度に激減。一方で修理の依頼は堅調で会社を支えた。塩谷良久代表(59)は「巣ごもりで、新しいものを買うよりも良い服を直して着ることが増えているのではないか」とみる。
 ベテランの大西雄児さん(59)らが五人体制で一日に十五〜百着ほどの修理を手がける。袖の丈を直したり、裏地の素材を入れ替えたりと難しい依頼も多いが、確かな技術が丁寧な仕事を支える。大西さんは「新品を買った時のような見た目にする思いでやっている」と話す。
 衣料品の廃棄率は五割を超えており、業界の構造的課題。業界全体でロスが出ないオーダーメ...

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