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ミャンマー、無情のXマス 少数民族地域へ国軍の空爆やまず

2021年12月26日 05時00分 (12月26日 05時00分更新)
ミャンマー・タイ国境で23日夜、ミャンマー国軍の空爆を受け、タイ側に逃れるカイン州の村人=住民提供

ミャンマー・タイ国境で23日夜、ミャンマー国軍の空爆を受け、タイ側に逃れるカイン州の村人=住民提供

 【バンコク=岩崎健太朗】クーデター後の混乱が収束しないミャンマーで、国軍が空爆による抵抗勢力の制圧を強めている。二十三日以降、少数民族武装勢力や住民の武装組織との戦闘が続く東部カイン(カレン)州を戦闘機で攻撃し、多くの住民が避難を余儀なくされた。民主派側は「民間人を巻き込む無差別攻撃で、国際条約に反する」と非難、ミャンマー上空に「飛行禁止空域」を設定するよう国際社会に訴えている。
 現地メディアによると、国軍は今月中旬、カイン州のタイ国境に近いレイケイコー村を襲撃し、潜伏していた国民民主連盟(NLD)議員らを拘束。これをきっかけに、一帯を支配するカレン民族同盟(KNU)や住民の抵抗組織と、国軍が衝突した。
 国軍は五十人以上の死者を出すなど劣勢となり、二十三日夜に戦闘機二機で村周辺を空爆。地上部隊も増派し、迫撃砲を撃ち込んだ。空爆は二十四、二十五日も続いた。一連の戦闘で一万人以上の住民が住居を追われ、避難キャンプ近くも標的となったという。カレン民族はキリスト教徒が多く、避難した住民は「クリスマス期間は戦闘はないと聞いていたのだが…」と現地メディアに語った。
 国軍はこれまでも、少数民族地域...

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