松生理乃　冒頭ジャンプで転倒も後半巻き返し126・46点、合計198・77点【フィギュア全日本選手権】

◇25日　フィギュアスケート　全日本選手権　女子フリー（さいたま市・さいたまスーパーアリーナ）

　昨年4位で、ショートプログラム（SP）は6位だった松生理乃（17）＝愛知・中京大中京高＝が19番滑走で登場し、126・46点をマーク。合計198・77点で今大会を終えた。

　今季のグランプリ（GP）シリーズは出場した2戦ともに足のけがのためにジャンプで精彩を欠いたが、この日はフリー曲「月光」のメロディーに合わせて冒頭に跳んだ単独の3回転ルッツと2本目の3回転フリップで転倒。しかし、3本目と4本目のダブルアクセル（2回転半ジャンプ）は成功。後半に3本そろえた連続ジャンプも5本目に投入した3回転ルッツからの3連続ジャンプなどを全て決め、最後はきれいなレイバックスピンで演技を締めくくった。

　悔しさがあるのか、松生は山田満知子コーチと一緒に座ったキス・アンド・クライでは硬い表情を見せた。しかし、得点のアナウンスを聞くと、自らを納得させるようにうなずいた。

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