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羽生結弦、練習で『4回転半』10回挑むも成功なし この日は「強い回転」意識【フィギュア全日本選手権】

2021年12月25日 19時40分

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公式練習で調整する羽生結弦

公式練習で調整する羽生結弦

◇25日 フィギュアスケート 全日本選手権 第3日(さいたま市・さいたまスーパーアリーナ)
 26日のフリーに向けた男子の公式練習が25日に行われ、右足首負傷のため8カ月ぶりとなった復帰戦でショートプログラム(SP)1位発進を決めた五輪連覇中の羽生結弦(27)=ANA=は、フリー演目の「天と地と」の冒頭で跳ぶと明言するクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に10回挑んだが、成功はなかった。本番で世界初の快挙を成し遂げられるかどうか。26日は全ての競技終了後に北京五輪日本代表が決まる。
   ◇   ◇
 練習にもかかわらず、多くの視線が一人の男に注がれた。
 羽生は公式練習に姿を見せるとリンクの周囲を回り、氷の感触を確かめながら体を温めた。ステップを大きく踏み、さらに体を動かした。間もなく4回転半を跳ぶ助走を確認し、フリー「天と地と」の曲かけに臨んだ。
 早く詰めかけた観客は冒頭ジャンプまでの動きに目を凝らした。羽生は前向きに勢いよく跳び上がったが、両足で着氷し転倒した。その後に跳んだ4回転トーループ、3回転半―3回転トーループの連続ジャンプは成功させた。観客はただ静かに見守った。
 4回転半成功に向け、羽生は「軸」と「回転」の両立を求める。SPの前日練習で挑んだ際は、回転不足ながらも着氷していた。「今日は軸づくりが一番大事だと思って、回転はそんなにかけていない」と説明。回転を強くかけると「回転が4分の1足りなくて、こける」と付け加えた。
 この日は、何度も転倒しており「強い回転」を意識した練習とみられる。空中で回転がほどけることもあったが、加速しながら最も強く踏み切れるタイミングを計っていたのだろう。
 軸と回転をかみ合わせて跳ぶのは「難しい」とこぼし、練習でも成功は一度もない。しかし23日は「軸」、25日には「回転」を意識して跳んだ。予定通りに進めている。
 「練習も含めて試合。一つ一つを大切に4回転半をちゃんと決められるよう練習して、北京を勝ち取るふさわしい演技をしたい」
 最終滑走者として臨むフリー演技。人類史上初の大技の行方、成否に世界の視線が注がれる。
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