ネットで無料公開 ジェンダーの壁に迫った短編映画

2020年4月27日 16時00分 (5月27日 05時17分更新) 会員限定

「シャドウ・ピース」のタイトルカット。左が後藤美波さん、右が若かりしころの塩見允枝子さん

 アートの世界にもある「ジェンダーの壁」に迫った短編映画が、ネットで無料公開されている。「SHADOW PIECE」(シャドウ・ピース)と題した10分間のフィルムを撮影したのは映像作家の後藤美波(みなみ)さん(27)。81歳の今も創作活動を続けるアーティスト塩見允枝子(みえこ)さんの半生を、本人や研究者らのコメントを交えてたどった。
 「アートを学ぶ女性は大勢いるのに、作家や教授は男性が多い。自分は女性アーティストとしてこれからやっていけるのか」。そんな思いを抱えた後藤さんに、音楽家の森下周子(ちかこ)さんが「先達である塩見さんに取材してみては」と提案。仲間の音楽家山根明季子さんの仲介で撮影が実現した。
 ところが「最初のインタビューから挫折しました」と後藤さん。塩見さんが「ジェンダーについて考えたこともないし、女だから不利だとは一度も感じたことがない」と言ったからだ。
 だが話を聞くうちに、さまざまなことが見えてきた。1938年に岡山県で生まれた塩見さんは東京...

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