本文へ移動

都会の真ん中でヘラ 名古屋市千種区・猫ケ洞池

2021年12月24日 05時00分

このエントリーをはてなブックマークに追加
竿を満月に曲げて尺ベラを取り込む常連さん

竿を満月に曲げて尺ベラを取り込む常連さん

  • 竿を満月に曲げて尺ベラを取り込む常連さん
  • 尺ベラも掛かる
  • 釣りやすい階段状の釣り場がある猫ケ洞池

 都会のど真ん中、名古屋市千種区の広大な墓地公園・平和公園に隣接する「猫ケ洞池」でヘラブナが釣れている。12日に寄ると、階段状の護岸に釣り人がずらり並び、ヘラ竿を曲げていた。池は同区土木事務所が管理する。無料で楽しめる。 (東條敏明)
 池は来年3月31日まで北東側でしゅんせつ工事が行われており、池の水がかなり抜かれ、底土が見えている場所も。常連さんの釣り人によると、「マイナス4メートル」という。よって、ヘラ釣り場は南側の階段状護岸だけになっている。水域面積が減った分、「魚影は濃くなっているかも」とも。ルアーは禁止だ。
 この日は常連さんを中心に十数人が護岸に並んで竿を振っていた。週に2、3回は来るという常連さんの一人、午前8時にバイクで来た70歳のアルバイト男性は、10時までに30センチ級頭に14匹。ヘラ竿2・4メートル、道糸0・8号、ハリス上0・8号7センチ、下0・4号27センチ。針は上6、下4号。餌はバラケがグルテン団子で、食わせはマルキユーの感嘆。ウキ下60〜70センチの宙釣り。「今から自治会の総会。ちょっと行ってくる。昼に戻ってダブルヘッダーだ」と顔見知りの人たちに言い置き、道具そのままに歩いて行った。
 隣の男性は底釣りで盛んに竿を曲げていたが、「これはマブナ。竿先をたたく引きをするからすぐわかる。写真撮らんといて〜」。底釣りはマブナがよく掛かるという。「水深はいま竿下で80センチくらいだが、底はがたがたで、かなり段差がある。ヘラはまだ1枚もこない。宙釣りの方がいいかも」
 その横の男性は1・8メートルの短竿、タピオカの食わせで釣っていたが、ブルーギルが多く掛かっていたほか、カニまでも。「だいぶ前に(2012年12月)池干ししたのにブルーギルもブラックバスも多いし今年はカニが異常繁殖してる」と話し、さらに「まだ数釣れているが、1、2月は2ケタ釣るのは厳しい。でも春になって乗っ込み期は40センチオーバーもくるよ」という。
 掛けた魚は、みなさんビクや玉網は使わず、静かに寄せて、長い針外しを使い、魚に触らずに即リリースしていた。
 都会の中にある池だが、隣接するのはウオーキングコースなどもある平和公園や鹿子(かのこ)公園(デイキャンプ場や遊具もあってファミリーも多い)で、一帯は市の野鳥保護区。車などの騒音はほぼ聞こえず、野鳥のさえずりがBGM。春は桜が最高で花見釣りができるという。同池は花見の名所、山崎川の源流の一つでもある。好天の日にのんびり出かけてみては。常連さんはシルバー世代が多く、みんなやさしい。

関連キーワード

おすすめ情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ