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【富山】歌会始 西村さん(南砺)入選 独学50年実り「感無量」

2021年12月24日 05時00分 (12月24日 12時27分更新)
「詠み上げていただけるなんて感無量」と喜ぶ西村忠さん=富山県南砺市福野の自宅で

「詠み上げていただけるなんて感無量」と喜ぶ西村忠さん=富山県南砺市福野の自宅で

歌に県内情景「喜んでもらえれば」

「歌会始の儀」で、富山県南砺市福野の西村忠さん(85)が自作の歌が詠まれる一般入選者十人の一人に選ばれた。今回の入選者では最高齢。半世紀ぶりに応募し「詠み上げていただけるなんて感無量」と喜んだ。
 宮内庁によると、県内からの選出は一九八八(昭和六十三)年以来、三十四年ぶり。記録が残る四七年以降では通算八人目となった。
 西村さんは地元の信用金庫に勤めていた三十歳ごろに詠進歌に興味を抱き、三十五歳に初めて応募。その後は、地域の歴史や民俗研究に力を注ぎ、南砺市内の名所旧跡に案内看板を設けるボランティア活動に取り組む中、気に入った短歌がある新聞を切り抜くなどして独学で学んできたが、「納得できるものができなくて」とこれまでの五十年間、応募していなかった。
 今回詠まれる歌はテーマ「窓」が発表された三月にすぐひらめいたが、「短歌を師事して学んだわけではない。言い回しがこれでいいのかを何度も直した」と三カ月間も推敲(すいこう)を重ねた。
 県内の情景を詠んだが、具体的な描写は誰にも明かしていない。西村さんは「県内の皆さんに喜んでもらえればうれしい」と話した。(広田和也)

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