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“トラ”イ 干支折り紙 難しくても かわいさ折り紙付き

2021年12月24日 05時00分 (12月24日 12時22分更新)
トラの折り紙キットを紹介する荒木崇さん=金沢市青草町の紙文房あらきで

トラの折り紙キットを紹介する荒木崇さん=金沢市青草町の紙文房あらきで

  • トラの折り紙キットを紹介する荒木崇さん=金沢市青草町の紙文房あらきで
  • 初中級(左二つ)と初級の完成品。右手前は手描きでしま模様をあしらっている=金沢市青草町の紙文房あらきで

▼金沢の「紙文房あらき」販売

 金沢市の近江町市場にある老舗の紙専門店「紙文房あらき」で、来年の干支(えと)にちなんだトラの折り紙キットが人気を集めている。創作折り紙を手掛ける、同店六代目の荒木崇さん(41)による新作。工程数は鶴の七倍でうなり声が出そうだが、かわいさにかけてはピカ一で県内外の客を魅了している。(高橋雪花)
 折り紙のトラは、牙をむく猛獣というより、漫画風で愛らしい顔つき。背中にはしま模様もある。指折り数えて全部で七十三工程。製作に三十分〜一時間半ほどかかる。キットには、黄色と黒の両面折り紙など練習用を含む紙八枚と、折り方の解説書が入っている。
 荒木さんは、折々の行事をモチーフに創作してきた。ちまたのトラ折り紙は、リアルで高難度か顔を描き込む簡単な物が多く、その間の難易度を狙って開発。九月に発売すると、北陸新幹線で読めるフリーペーパーで紹介されたのをきっかけに、幅広い年代の観光客が買いに訪れた。現在、他のキットの五〜十倍の百十セットを売り上げている。
 「初中級」としているが、年配の客からは「こんな難しいのできんわ」と悲鳴も。そこで、十月に四十四工程の初級バージョンも発売。顔は初中級とほぼ同じで、体のしま模様が無い代わりにトラ柄の和紙を用いたり、黄色い紙に自分でしまを描き込む仕様にした。四十セットが売れ、動画投稿サイト「ユーチューブ」で折り方を解説すると三千五百回超も視聴された。
 顔の向きを変えたり、初級なら筆ペンで模様を描き込んだりとアレンジは無限大。年賀状の写真用にと、何度も来店して作り方を尋ねる地元客もいるという。荒木さんは「かわいらしくできて愛着がある。たくさん作って飾って楽しみ、友達や家族で会話が弾めばうれしい」と話す。
 初中級は税込み八百五十円で、初級は六百円。いずれも店頭やオンラインショップで取り扱っており、初級の販売は年末まで。店は不定休。
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トラの折り方の解説動画を視聴できる、荒木崇さんのユーチューブチャンネルはこちらから

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