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坂本花織選手が頭一つ抜けた理由…今大会のポイントに上げていた“落ち着き”【村上佳菜子スマイルレポート】

2021年12月23日 22時16分

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女子SP、坂本花織の演技

女子SP、坂本花織の演技

◇23日 フィギュアスケート全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)
 女子SPは本当にハイレベルな戦いになりました。演技を見ていて、五輪に出場したいという強い気持ちがひしひしと伝わってきました。コロナ禍が続くという難しい調整を経た中での素晴らしい内容。全体的に日本選手のレベルが上がっていることを感じていましたが、「さすがだな」と思えてなりませんでした。
 坂本花織選手が頭一つ抜けた形になりました。今シーズンはスピード感やパワフルさに加えて、落ち着いて丁寧に滑っている印象を受けていました。そのため、今大会のポイントに「落ち着き」という言葉を挙げましたが、SPはすごく落ち着いていて、見ていて安心感がありました。技術的に言うと、取りこぼしがなく、GOE(出来栄え点)の加点がしっかりつきました。これが頭一つ抜けた最大の理由だとみています。
 2位の樋口新葉選手もすごく落ち着いていました。そして、曲の音にしっかり滑りがはまっていました。表現力に磨きをかけてきた成果がSPでは出たのではないでしょうか。一つ一つの要素でも安定感がありました。トリプルアクセルを決めた河辺愛菜選手は朝の練習を見て確率が心配だったのですが、しっかり調整してきました。これは大きな成長です。
 アイスダンスは村元哉中、高橋大輔組が転倒があり2位発進となりましたが、動きに切れのある素晴らしい滑りでした。フリーダンスに期待です。小松原美里、小松原尊組もつまずくことろもありましたが、しっかり内容をまとめてきました。女子の選手にもいえますが、いいところは継続、課題は中1日の練習で修正して、悔いのない演技をしてほしいです。(プロフィギュアスケーター、ソチ五輪代表)
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