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空手王者から転身!日本ミニマム級王者になった女子ボクサー、就職せず決めた道は…【山崎照朝コラム】

2021年12月22日 06時00分

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鈴木なな子

鈴木なな子

 空手王者からボクシングのチャンピオンに―。東京・後楽園ホールで9日に行われた女子日本ミニマム級王座決定戦で、同級2位の鈴木なな子(22)=三迫=が新王者に就いた。同級1位の瀬川紗代(24)に2―1の判定勝ち。立大4年生の鈴木は目標にしていた在学中の王者に「素直にうれしいです」と満面の笑みだった。
 鈴木は4歳で兄が通っていた新極真空手の道場に入門。高校2年の時に軽量級で優勝している。「転向後はなかなか空手のクセが抜けなくて結構大変でした」。どんどん前に出てくる瀬川に打たれる場面もあったが、「自分より小さかったから良かった。同じ体格なら難しかった。力みは完全には抜けてなくて」とベルトを手に反省しきりだった。
 空手から転向したボクシング世界王者は“寸止め系”ではいるが、“フルコンタクト系”では男女を通じて鈴木が初めてだ。昨年、網膜裂孔(れっこう)と大きなケガを経験し、小指の腫瘍摘出手術も行った。それらを乗り越えての戴冠に「70点」と鈴木。防衛にも意欲を見せ、卒業後は就職はせず、ボクシング一本で行くと決めた。そのための課題もしっかり見据え、「もっとスピードをつけたい。最初からどんどん試合をつくっていくようにしたい」。今後、どのような金字塔を打ち立てていくのか。注目している。

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